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「中学受験勝ち抜いた子」に共通する"3つのカギ" 中受での経験が、その後の大学受験でも生きる

東洋経済オンライン / 2024年4月20日 12時30分

また、こんなふうに言っていた東大生もいました。「予習をして塾の授業に臨んだら、知ったつもりになってしまって、あんまり授業に集中できなくなってしまった記憶がある」と。

小学生ならでは、という気もしますが、確かにそういう点もあるのでしょう。

復習は、いい成績に直結する

その点、復習はダイレクトに成績に直結する場合が多いです。「わかる」と「できる」は違う、とよく言われますよね。復習は、授業で「わかった」ことを、テストなどで出題されたときに「できる」ようになるための行程です。

これを疎かにしてしまうと、授業では理解していても、テストでは解けず、全然成績が上がらないのです。ところが小学生の間は、「わかったから、できるようになっているはずだ」と勘違いしがちなのです。

東大生の中には、「必ず1時間以上は塾の復習をする」と決めていたという人がいました。

1時間と時間を決めて、その時間はどんなに「もうわかった!」と思っていても、きちんと復習して、あえて次の項目に進まないようにした結果、中学受験で合格できたと語っていた人がいました。参考にしてもらえればと思います。

2 成績を客観視する

次は、「成績を客観視する」です。当たり前の話ではありますが、中学受験は「勉強したから受かる」という単純なものではありません。「どれくらい勉強したか」で合否が決定するのではなく、「試験で何点取れるか」という点数の勝負です。

ところが小学生の場合は、「勉強しているし、問題ない」と思ってしまうこともあります。逆に、「こんなに勉強しているのに、なんで成績が上がらないんだ!」と感じてしまうこともあります。

重要なのは、とにかく客観的にデータを見ていくことです。「ここができていないんだから、できていない箇所の勉強をしなければ」と、苦手なポイントを探し、その部分をしっかり埋めていく勉強が求められるわけです。

そして、模試や小テストは、「穴を見つけるためのもの」と捉えなければなりません。

子どもはよく、模試の点数だけを見て、一喜一憂してしまいます。「やった70点だ!」「うーん、50点か」と。

でも、点数はあくまで指標です。もし70点だったのであれば「残り30点、どこに穴があるのか」ということを確認しなければならないわけです。

点数が低いほうが、自分の弱点がわかる

そう考えれば、むしろ点数が低いほうが、自分の弱点がわかるということも言えるでしょう。

東大生の中には変わった人もいます。ある東大生は、「満点を取ると『なんだ、今回は1個も自分の弱点がわからなかったのか』と落ち込む」と言っていました。これは極端な例ですが、それくらいのテンションでいたほうがいいときがあるのは事実でしょう。

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