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トム・クルーズ、養育費年7億円払った娘と疎遠な訳 幼い頃に溺愛していた娘と10年以上会っていない

東洋経済オンライン / 2024年4月21日 12時30分

結婚式は、出産から7カ月後、イタリアで、トムが信仰するサイエントロジーのしきたりに従って行われた。ケイティはカトリックとして育てられたが、トムと付き合うようになってすぐ、サイエントロジーの勉強を始めている。

しかし、時間が経つにつれ、彼女の心は次第に変わっていったようで、結婚から5年半後の2012年6月、突然にして離婚を申請。『オブリビオン』の撮影でアイスランドにいたトムは、この思いもかけぬ展開に、世間と同じくらいびっくりしたようだ。

離婚理由についてはどちらも公に語っていないが、サイエントロジーが関係しているのは確かだと見られている。密かに、しかし着々と離婚の準備を進めるうえでは、弁護士であるケイティの父マーティン・ホームズが尽力したようだ。だとしても、このセレブカップルの離婚が、財産もあって子供もいるにもかかわらず、申請からわずか1カ月弱で成立したのは驚きである。

最近のケビン・コスナーの離婚に代表されるように、アメリカのセレブにとって常識である婚前契約(Pre-nup)を交わしていたとしても、どちらかが異議を申し立てて揉めることはよくあるのだ。

単独親権にこだわったケイティ

ケイティとって一番大事だったのは、単独親権を得ること。スリをサイエントロジーが関わる学校に通わせていたカリフォルニアではなく、ニューヨークで離婚を申請したのも、そのためだ。ニューヨークは、敵対している元夫婦に共同親権を与えるのを好まないらしい。

離婚申請後、ケイティはすぐニューヨークのチェルシー地区に新たな家を借りて引っ越した。以後、ケイティとスリはニューヨークで生活をしてきている(一方、トムは、近年主にイギリスをベースにしている)。

ケイティはまた、離婚の条件の中に、スリをサイエントロジーに関するものに触れさせないことを入れたと言われる。トムは、教会や、教会が主催するイベントにスリを連れていくことはできない。面会は許すものの、その際にはサイエントロジーに関係のない、ケイティが認める人たちが付き添うことも、彼女は要求したようだ。

しかし、トムは、その面会権をほとんど行使しないできた。そのことについては、トムがサイエントロジー信者でないスリと関係を築くことを教会が許さないのだとの説が聞かれる。

それにしても、こんな顛末になったのはトムにとってなんとも皮肉である。トムは、同じことをニコールに対してやっているのだ。

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