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「大谷は2番がベスト?」見解割れる打順論争のなぜ ポイントはベッツ、フリーマンとの「役割分担」

東洋経済オンライン / 2024年4月27日 19時30分

大谷の新たな盟友となるベッツ(左)とフリーマン

最強チーム”ドジャースへ移籍した大谷翔平。注目はムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンとの「MVPトリオ」による史上最強打線。果たして大谷の「最適打順」は2番なのか、3番なのか?

半世紀以上にわたったMLBを見続けてきた大リーグ評論家・福島良一氏、日本語版公式「MLB.JP」の村田洋輔編集長、MLB中継の実況担当・DJケチャップ氏3人の共著『ドジャース大谷翔平を徹底解剖! MLBを100倍楽しむ本 2024年版』から一部引用・再編集して、大谷の「最適打順」について解説します。

大谷の打順は2番、それとも3番?

村田洋輔(以下、村田) 大谷選手の打順はおそらく2番。ベッツとフリーマンの間に入ると思います。

DJケチャップ(以下、ケチャップ) 僕も2番だと思います。大谷選手は走力がありますから、3番にする必要はないでしょう。

福島良一(以下、福島) いやいや、最初は1番・ベッツ、2番・フリーマンだと思いますよ。

ベッツは球界屈指のリードオフマンで、2018年レッドソックス時代に「30本塁打・30盗塁」を達成。ア・リーグ首位打者、MVPにも輝き、チームの世界一に貢献しました。

2020年ドジャース移籍後も、いきなりチームに世界一をもたらし、昨年はナ・リーグMVP投票2位でしたが、自己最多の39本塁打をマークしています。

守備でも、ゴールドグラブ賞に6度も輝いていて、外野以外に二塁、遊撃も守れる。まさに大谷選手も憧れるほどのオールラウンドプレーヤーです。

フリーマンは、パワーと走塁術を兼備する超一流の左打者。2020年はナ・リーグMVPに輝き、翌2021年にはブレーブスの世界一に貢献。昨年はドジャースで2番打者として打率3割3分1厘、球団新記録の59二塁打をマークしました。

打点は「キャリアハイ」も視野に入ってくる

この2人はメジャー最強の1・2番コンビです。だから、まずは「3番・大谷」にして、エンゼルス時代のように四球で歩かされることが多くなってきたときに、ベッツとフリーマンの間に入れるんじゃないかな。

いずれにしても、メジャー最強の1・2・3番。全員がMVP受賞歴のある選手ですから。

村田 3番を打つとしたら、出塁率の高いベッツとフリーマンが前にいますからね。2番だったとしても、打点は余裕で100を超えるでしょう。

福島 2023年のドジャースには、球団史上初の「100打点カルテット」が誕生したでしょう? だから、大谷選手もキャリアハイの打点(※1)は十分可能だと思いますよ。

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