1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

就活面接「名回答」より重要な失点回避のポイント 回答内容(言語情報)は7%しか影響しない?

東洋経済オンライン / 2024年4月30日 9時20分

入学式用に買ったスーツでもかまいませんが、その後体型が変わってサイズが合わないなら、「お直し」という方法もあります。スーツの着こなしを改善するだけで、好感度は100%上がります。

目で熱い想いを伝える

次に視線について。筆者は面接官の目をしっかり見るように指導しています。これは「目は口ほどに物を言う」の通り、「目で熱い想いを伝えるべき」という考え方に基づいています。

「凝視すると失礼」、という意見もありますが、面接官は面接評価シートやエントリーシートを見るため目線を切るので、気にしなくてかまいません。

面接官は、目力の強い人には、「意志やメンタルが強そうだ」、「バイタリティにあふれている」と感じてくれます。相手の目をしっかり見るのは誰でもすぐできることです。今すぐ取り組んでください。

声が小さい、早口で話す──これではせっかく的確に答えても聞き取りづらく、与える印象も良くないのです。そこで、この「聴覚情報」を良くするために、私が伝えたいコツは2つ。

声は大きく&ゆっくり丁寧にです。

面接では、皆さん緊張のせいか声が小さいのです。声を大きく出すのは必須です。応援団のような大声の必要はありませんが、家族や友人との会話の1.2〜1.5倍の声で話すようにしてください。

特に面接の第一声、「失礼いたします」の入室挨拶や、「○○大学△△学部から参りました、吉岡彩菜です。本日はよろしくお願いいたします」と名乗るシーンでは、声の大きさがあなたの第一印象に大きな影響を与えること必至です。

ここでしっかり声が出ていないと、着席してからの面接本番で、もっと声が出にくくなります。大きな声はプラス評価に働いてもマイナスになることはありません。ぜひしっかりと大きな声を出してください。

また、事前に回答を用意していることもあって、その内容を早く吐き出したい心理から、ついつい早口で話してしまう人が多いのです。

面接で一番大事なことは、覚えてきた回答を話し切ることではなく、面接官にきちんと情報を「伝える」ことです。そのためには、いつもよりも心持ちゆっくり話した方が効果的。そうすることで自分の心にもゆとりができ、落ち着いて回答できます。

「座る姿勢」は見られている

座る姿勢も、印象を大きく左右します。背もたれに背中をつけず、後ろ側約半分のスペースを余らせるように浅く座ります。足は、男性は腰幅に広げ、女性はくるぶしと膝をしっかりくっつけます。膝の角度は90度が基本です。

手は、男性は軽く握り、女性は組んで膝と足の付け根の間に置きます。肩の力を抜き、腕と胴体の間に卵一個分スペースが空くのが理想です。背筋を伸ばし胸を張ります。

中谷 充宏:キャリアカウンセラー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください