1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

タレント「山崎怜奈」受験の合否との向き合い方 受験諦めなかった理由、インタビュー後編

東洋経済オンライン / 2024年5月1日 12時20分

西岡:途中で受験勉強をやめようとは、思わなかったですか?

山崎:不思議と途中でやめようと思ったことはなかったですね。自分でやる前から可能性をつぶすのは嫌だったんです。

やってもいないのに、最初から諦めるという選択肢は、自分の中にはありませんでした。逆に『やってみてダメだったらやめよう』という気持ちでしたね。

アイドルも受験も今しかできない

西岡:その原動力はどんなものだったのでしょうか?なぜそこまでして受験をされたのでしょうか?

山崎:運を無駄にしたくない、という感覚が強かったのかもしれません。いい環境で働ける縁・タイミングは得がたいものですし、行きたい大学に出会う縁・タイミングもまた、なかなか得られないものだと思います。

私の場合は、そのタイミングが同時に来たんだろうな、と考えていました。アイドルも今しかできないし、大学受験だって今しかできない。だからこそ、とにかく両方、全力でやってみようと思った、というのが素直な感覚なのかなと思います。

西岡:ドラゴン桜でも、『運に乗れ』という言葉が出てきます。本当は恵まれた縁があるのに、それに気が付いていない生徒に対して、桜木先生が声を掛けるのです。

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

西岡:桜木先生が言いたかったのは、「縁があったり、チャンスがあったりしたら、とにかく飛び込んでみるべきだ」ということだったのだと思います。その点を、山崎さんは非常に強く意識されていたのだろうな、と。

山崎:そうかもしれません。また、私は「ダメでもいい」とも思っていました。受験で落ちたとしても、それもまたいい経験になるのかな、と。

西岡:なるほど。山崎さんとしては、受験に落ちるのは怖くなかった、ということでしょうか。

山崎:もちろん落ちたくないとは思っていましたよ。でも、アイドル時代は、人と比べられたり、ダメだと思われていると感じるのは日常茶飯事だったんですよね。

いろんな競争があって、その中で評価されることは当たり前です。逆に、「受験に落ちたからって、自分のことを評価する1つの分野がダメだったということでしかない」と感じていたように思います。

西岡:よく、受験に落ちたときに、「自分のすべてがダメだと、レッテルを貼られた気分になる」という人がいますが、そうではなかったわけですね。

山崎:受験に落ちるというのは、アイドルとしての自分の感覚で言えば、「ファンの方と相性が合わなかった」「アンチと自分が合わなかった」みたいな感覚でしたね。

実際に受験して得た学び

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください