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今すぐ3キロ落としたい人がリバウンドする必然 激しい運動も食事制限もなく痩せる方法の秘密

東洋経済オンライン / 2024年5月4日 13時20分

加齢とともに筋肉量が減ると、生きているだけで消費されるエネルギー、基礎代謝は下がる一方に──。こうして、やせにくく太りやすくなっていることを日々痛感するのが、中高年世代です。

中高年の体こそ偏った姿勢や動作を積み重ねがちで活動量も減りやすいため、全身の筋肉と筋膜が硬くなり深層筋も働かなくなっています。しかもダイエットに成功しなかった経験を重ねたことで、挑戦するモチベーションも上がりにくい。

このような世代にこそ有効なのが、やせる背骨しぼりです。やせる背骨しぼりで活性化させる深層筋は、一度使えるようにすれば簡単に衰えることはなく、脂肪を効率よく燃やす脂肪燃焼炉として働き続けてくれるからです。

日常生活を送っているだけで、姿勢を維持したり体のバランスを保ったりするために働き続けてくれる深層筋の力をダイエットに利用しない手はありません。やせ効果は四六時中続きます。やせにくくなっている世代こそ、その効果を実感しやすいダイエットといえるでしょう。

やせる背骨しぼりで活性化させる深層筋は脂質をおもなエネルギー源とすることもあり、落ちにくい皮下脂肪を落とすのに効果的という印象があります。さらに深層筋が働くぶん、おもに糖質をエネルギー源とする表層筋を休ませられるため「脂肪はたっぷりあるのに、体にたくさん蓄えられない糖質を使う筋肉が働きすぎたせいで、糖質切れになって空腹感に襲われる」という現象を抑えられ、過食を防げるのかもしれません。

実践してくださった方の多くが、二の腕や下腹といった脂肪が落ちにくい部位が細くなったとお喜びでした。

骨盤が後ろに傾く人は要注意

骨盤が後ろに傾く人は、骨盤が正しい位置にないぶん、隣にある股関節も動きにくい状態になります。そうすると股関節の可動域が狭くなり十分に屈曲できないため、お腹やお尻の筋肉が使えなくなり、下腹がポッコリと出たりお尻が出たりする由々しき事態を招くのです。

このようにボディラインが崩れることに加え、股関節の動きが悪くなると日常生活を送る際も消費エネルギー量が少なくなるため、やせにくく太りやすくなります。

しかも股関節の動きが悪いと、大きな血管やリンパ節が集まっている股関節周辺の血流も悪化。体中に酸素がうまく運ばれず、脂肪が燃焼されにくくなり、さらに脂肪は溜まりやすくなります。骨盤が後ろに傾いた状態を放置していると、どんなダイエットをしても効果は落ちてしまいがちです。

隅田 咲:パーソナルトレーナー、バレエ×パーソナルトレーニングジム プリマ代表

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