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「頑張らなきゃ」がしんどければ「そのまま」でいい 自分を安く見積もらず価値を認めて大切に

東洋経済オンライン / 2024年5月7日 17時0分

パートナーに対しても、「それは違うんじゃないかな」と言えたり、「もっと手伝ってほしい」と言えたりします。

あるいは、家事がラクになる電化製品を買ったり、話し合って適切な対処ができるようになります。

自分の価値を認めて大切にする

雑に扱われないためには、自分を安く見積もらないことも大事です。

安売りしていたり、雑に扱われているものって、人から大切にされないと思いませんか?

人間も同じようなところがあります。

まずはあなたが、あなたの価値をきちんと認めてあげて、大切にすること。

これができないと、相手からも大切にされなかったりします。

仕事だったら、「安易に引き受けない」とか、「しんどくなるほど残業しない」とか。パートナーだったら、「言うべきときにはノーと言う」とか、「違和感があったら意見を言う」とか。

そういう「自分を大切にする行動」をしてみてください。

自分の価値を尊重する行動を重ねるうちに、「雑に扱われること」が減っていくのかなと思います。

何かをやめるのが難しいワケ

たとえば、ブラックな職場でへとへとになって働いていて、まわりから見ても、本人すらも「休んだほうがいい」と思っているのに、なぜか休めない。

定期的に集まる友人グループは話が合わないし、ストレスだし、気が重いけれども、ずるずる付き合ってしまっている。

パートナーに愚痴を言うと「そんな友人なら友人じゃないから離れたら」と言われるけど、なんとなく離れられない。

こんなことがあったりします。

「コンコルド効果」という言葉を知っていますか?

「コンコルド効果」とは、今までつぎ込んだものがムダにならないように、間違ったことであってもやめられずに続けてしまう状態になることです。

休んでしまうと、離れてしまうと、「これまでの我慢」とか「うまくやろうとした努力」などを否定することになってしまう。今までつぎ込んできたものがムダになってしまう。

だから、ずるずると続けてしまうわけです。

これと同じように「自分を変える」って多かれ少なかれ、これまで生きてきた自分の人生をある種、「否定することになる」という難しさがあります。

「変わりたい」と言いつつ、具体的に「こんな自分になりたい」という目標を掲げている人は実は少なかったりします。

「変わりたい」は、「このままの自分ではダメ」「もっとちゃんとしなきゃ」「もっとできるようにならないと」という気持ちの延長線上に蜃気楼のように存在しているようなもので。

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