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地価上昇率で示された福岡市の超絶ポテンシャル トップ100内に住宅・商業地15地点がランクイン

東洋経済オンライン / 2024年5月8日 13時0分

また、福岡都市圏の開業率(令和4年度時点)開業率は5.3%と全国の大都市の中で1位と、堂々のスタートアップ都市となっている。ちなみに以降は名古屋市5.0%、さいたま市4.7%、東京23区/大阪市4.5%と続く。 

博多港・福岡空港における貿易額(令和5年)の輸出額は、4兆4844億円 (前年比3140億円増)。輸入額は2兆3143億円 (前年比2636億円増)となっている。主な輸出先は中国(26.2%)、韓国(18.0%)で、輸入先は台湾(27.4%)、中国(24.3%)だ。

アジアへのゲートウェイとしての福岡の着実な成長、発展がうかがえるデータといえる。

転入により人口も増加中

福岡市の成長、発展を象徴しているのが人口の増加だ。4月1日現在の推計人口は164万5863人で、前年同月比で1万2361人の増加(0.8%)である。毎年増加が続いている。令和6年3月中の人口動態を見ると、自然動態は462人減、社会動態は1064人の増加。他市からの転入増が続いているのだ。

「高島宗一郎市長が企業誘致の先頭に立って、東京での誘致セミナーでプレゼンを行うなど、市を挙げて経済成長と発展に取り組んできました。天神ビッグバンも2026年末に向けて再開発が佳境に入り、まちが大きく変貌します。一方、JR博多駅周辺でもビルの建て替えが進み、福岡はアジアへのゲートウェイとして、さらにはシリコンバレー九州を支える一大拠点として新たな時代に突入しようとしています」(地元財界関係者)

スタートアップ先端都市、国際金融都市、アジアを中心としたゲートウェイとして成長を続けてきた福岡市が、2026年末に天神ビッグバン完結という節目を迎える中、さらなる変貌をどう遂げていくのか。シリコンアイランド九州の拠点として開発が進む熊本エリアを支える存在でもある。縮みゆくニッポンにあって、稀有な成長都市の今後に注目したい。

山田 稔:ジャーナリスト

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