1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

品川駅「高級フードコート」で味わう叙々苑の至福 ビジネス街の反対側「高輪口」にオアシスがあった

東洋経済オンライン / 2024年5月11日 12時20分

給水場にある紙コップも、何だか通常のものより分厚い高級な素材に感じてきた。中に進むとテラス席もあり、せっかくならと空くのを待って着席する。

今回の目当ては何といっても叙々苑だ。ウキウキして向かう。驚いたのが、ガラス越しに見える調理場で、金網を使って牛たんを焼いていること。世界広しといえども、牛たんが食べられるフードコートはそうないだろう。

DXの波が押し寄せており、注文と支払いは機械から。人気なのか、注文から提供まで30分ほどを要するらしい。

ふつうフードコートで30分はかなりの待ち時間だが、叙々苑となると「いやいやそれくらい余裕で待ちますよ、叙々苑さん」という気分で快諾できる。

30分の待ち時間をつぶすために、他の店も見て回る。

ラーメン店やたこ焼き店、お好み焼き店の他、お洒落系のカレーや、ピザ・パスタを出す店もある。目の前でピザ生地をくるくるしているところを見て無性にピザを食べたくなり、こちらも注文した。

ちなみにフードコートの中央にはドリンクを販売するコーナーがあり、コロナビールやらマリブやら、結構いろいろ売っていた。

テラス席で食べる、ちょっと背伸びなフードコート飯

一通り見たのでテラス席に戻る。品川プリンスホテルのエントランスを眼下に見下ろしながら、夏空のような気持ちの良い青々とした空を見上げながら、今か今かと叙々苑からの呼び出しを待つ。

先に呼び出しがあったのはピザ。間もなく、次いで叙々苑からも呼び出し。30分は待っておらず、おそらく15分くらいしかたっていない。15分待ってはいるのだが、気分は「ラッキー♪」である。

まずはピザ、注文した「ナポレターナ」はトマトソースにモッツァレラチーズ、アンチョビなどがのっている。生地はその名の通り、もちもちとしたナポリ風。薄めなので持ち上げるとトッピングの重さにへたって食べにくい。

おとなしく、添えられていたナイフとフォークで食べるのがベターなようだ。トマトの甘みを感じるソースと、惜しみなくのせられたアンチョビの塩気がマッチしている。見た目だけでなく、味も非常に本格派のピザである。

いよいよ真打ちの焼肉重を実食。見た目は牛丼風だが、牛丼とは違って玉ねぎが入っていない、牛肉一本勝負。脂身の硬さなどは全くなく、肉の風味と脂のうま味、やや甘辛めの味付けでご飯が進む。隅にある紅一点、キムチも単に酸味や辛味を感じるような単純なものでなく、本格派の風味がある。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください