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実は簡単!街中華の定番「酢豚」家で美味に作る技 玉ねぎと豚肉のシンプルスタイルがご飯に合う

東洋経済オンライン / 2024年5月11日 13時30分

今回は「酢豚」の作り方を伝授します(以下、写真はすべて筆者撮影)

料理の腕を上げるために、まず作れるようになっておきたいのが、飽きのこない定番料理です。料理初心者でも無理なくおいしく作れる方法を、作家で料理家でもある樋口直哉さんが紹介する『樋口直哉の「シン・定番ごはん」』。今回は街中華の定番メニューである「酢豚」です。

日本でおなじみの酢豚は「広東式」

日本でおなじみの酢豚は広東式といって、ケチャップを使った甘酢あんを絡めた料理。作るのが難しそうですが、手元に材料をきちんと合わせておけば意外と簡単です。

【写真で解説】甘めの味付けがご飯によく合う!街中華の定番メニューである「酢豚」の作り方

酢豚にはパプリカやピーマン、タケノコ、椎茸などの具材を入れるのが一般的ですが、今日は玉ねぎと豚肉だけのシンプルスタイル。甘めの味付けがご飯によく合います。

玉ねぎ酢豚の材料
豚肩ロース     300g
しょうゆ      大さじ1
酒         大さじ1
小麦粉       大さじ2
片栗粉       大さじ3
玉ねぎ       1個

★甘酢
トマトケチャップ  大さじ3
米酢        大さじ3
砂糖        大さじ2
しょうゆ      大さじ1/2
黒こしょう     適量

豚肩ロースは脂と赤身のバランスがよく、加熱しすぎても硬くならない部位です。玉ねぎは新玉ねぎを使っていますが、ふつうの玉ねぎでも作り方は一緒。

まず豚肩ロースを2.5cm角に切り、しょうゆと酒で下味をつけます。

豚肉に味が浸透するまで数分置いておきたいので、そのあいだに甘酢あんを準備します。ケチャップ、酢、砂糖、しょうゆを1つのボウルで混ぜるだけです。

玉ねぎを切りましょう。まず、玉ねぎは皮を剥き、半分に切ります。芯を切り落としたら4等分の櫛形にきり、さらに半分に切ります。手でほぐしてバラバラにしておきましょう。

豚の唐揚げを作ってきます。さきほど下味をつけた豚肉に小麦粉を加えて、手でさっくりと混ぜます。

次に表面に片栗粉をまぶしていきます。

片栗粉をまぶした豚肉をサラダ油大さじ4をひいたフライパンに並べていきます。

すべての豚肉を並べ終えたら、中火にかけます。1分ほど経つと泡が立ってくるのでそのまま加熱を続け、2〜3分経ったら裏返していきます。

裏返したら火を弱火に落とし、さらに加熱を続けます。

トータルで6〜7分加熱すると表面がカリッとして、全体に焦げ目がつくはずです。

一度、皿やバットなどに移し、フライパンにサラダ油大さじ1を残し、余分な油を除去します。

フライパンに玉ねぎを入れ、中火にかけて2分ほど炒めます。焦げ目をつけるようにあまり動かさず、片面1分ずつを目安に加熱しましょう。

いよいよ仕上げです。豚の唐揚げをフライパンに戻します。

甘酢あんを一気に注ぎます。

あらびきの黒こしょうを加え、味を引き締めます。甘酢あんが全体に絡んだら出来上がりです。

豚肉がやわらかく仕上がるのは衣があることでゆっくりと加熱され、また衣が肉汁を吸い込むから。酢豚はもともとあまり品質のよくない豚肉を上手に食べるために考案された料理だったという説がありますが、高品質な現代の豚肉を使うことで格段においしくなりました。意外と簡単なので町中華風の料理に挑戦してみてください。

樋口 直哉:作家・料理家

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