1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

5分で「記憶がみるみる定着」東大生の凄い記憶術 「メモリーツリー勉強法」で、要素繋げて覚える

東洋経済オンライン / 2024年5月14日 11時40分

2 そのテーマから派生させて、いろんな言葉を書いていく

どんなつながりでもいいので、関係性のある言葉を書いていきましょう。歴史の出来事であれば、それが起きた年号・関連する歴史上の人物などを書き、英単語であれば同じ意味の言葉や、派生した言葉・反対の意味の言葉などを書きます。

厳密なルールがあるわけではなく、自分で「つながり」を意識できるものであればなんでもいいので、拡大解釈して、書いても構いません。

でも、「覚えたい単語を書く」という縛りは設けておいたほうがいいかもしれません。覚えなくてもいい言葉は書かず、忘れたくない言葉をいっぱい書くことができれば、メモリーツリーの効果が出てきます。

さまざまな要素がつながって記憶が形成される

3 作ったツリーに情報を書き足していく

漫画の中では絵や語呂合わせでしたが、その言葉に付随する情報や、その言葉の説明など、何を書き加えても大丈夫です。記憶に取っ掛かりを作るイメージで、ぜひどんどん書いてみてください。

これを、毎日のように白い紙に書いていく習慣を作れば、物事を忘れにくくなります。人間の記憶というのは、「一対一」で対応して覚えていくものではありません。

例えば、言葉であれば、「不可能=できないこと」「不自由=自由がないこと」「不本意=本意でないこと」という3つを覚えているのではなく、「『不』と頭に付いたら、その後ろの熟語を否定する意味になる。例:不可能=できないこと・不自由=自由がないこと」というように、共通点やつながりが、頭の中に形成されていくことになります。

英語でも「『sta』と付く単語には『立つ』という意味が多い。例:stand=立つ・establish=確「立」する・stable=安定する(立つことができる)」と覚えていくと覚えやすいです。

また、歴史では「関ヶ原の戦いで石田三成が徳川家康に敗れ、徳川幕府が作られるようになり、この戦いの前から付き従っていた大名を『譜代大名』、戦いの後から付き従った大名を『外様大名』と言う」と、1つの単語から次の単語につなげていくように覚えていくことで、複数の単語を同時に覚えることができるようになります。

1つの単語から派生して思い出す

このように覚えることで、1つの単語を忘れてしまったとしても、「安定する、ってなんだっけ? 確か、『立つ』と同じタイミングで覚えたよな?ってことはstaが入ってて……stableか!」と思い出すことができるようになります。つまり、1つの単語から派生して物事を思い出すことができるようになるのです。

「なかなか物事を覚えることができない」という人はぜひ、このメモリーツリーを作ってみましょう。

受験勉強や、子供への教育など、西岡壱誠さんへの質問を募集しています。こちらの応募フォームからご応募ください。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください