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「仕事とプライベートどっちが大事?」時代の終焉 これからは「ワークライフハーモニー」が大切

東洋経済オンライン / 2024年5月26日 16時0分

ワークライフハーモニーの達成につながる自己管理の考え方で大切なのが、すべてのタスクを全力でやることです。自分の力を100として、仕事に30、プライベートに70と割り振るようなやり方ではない。すべてに全力であたるというのが、成果や自己肯定感を引き寄せるポイントといえます。

とはいえただ全力を出し続けていると、疲れたり、集中力が切れてしまったりするかもしれません。そこで重要になるのがスケジュール管理であり、私がおすすめするのが、「時間割作戦」です。

1日のタスクを学校の時間割のように割り振るとともに、10分や15分の休み時間を適宜設けるようにします。それが完成すれば、あとは余計なことを考えず、ただひたすら実行するのみ。妥協せず、100%の力を尽くしていけばいいだけです。

実行にあたっては、事前に環境を整えることが大切です。たとえば仕事から帰ってすぐにジムに行くと決めたら、家の玄関にあらかじめトレーニングウェアを用意しておく。そのように先回りして準備すると、リズムよくタスクをこなしていけます。

面倒なものや大変なことに対しては、「どうしたらできるか……」と悩むより、やるしかない状況を意図的に作るほうが手っ取り早いです。部屋を一気に片付けたいなら、友人を家に招く予定を入れる。仕事を少しでも早く終わらせるために、あえて締め切りを早める。そうして自分を追い込むと、達成しやすくなります。

仕事とプライベートの垣根を設けずにタスクの達成を積み上げ、日々を全力で過ごしていると、ときに思わぬ気づきがあるものです。そしてプライベートで得た気づきが仕事に生き、仕事の教訓がプライベートに生きるということもよく起きます。

『ベスト・キッド』という映画では、主人公が柵にペンキを塗ったり、車にワックスをかけたりする動作が、実は空手の訓練になっているという描写がありましたが、まさにそのイメージです。

そのような気づきや成長によって、今日やるべきタスクをこなすスピードは次第に速まっていきます。すると自然に余裕が生まれ、本当にやりたいことや、大切なことに時間を使えるようになります。

そこまでいけば、仕事もプライベートも充実し、意識せずともワークライフハーモニーを実現できるはずです。

ゴンドー優希:講演家

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