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レーンですしを回さない、新「スシロー」流生き方 入店から注文・会計まで非接触を貫き通す

東洋経済オンライン / 2024年5月27日 7時0分

デジローではテーブルと垂直に巨大なモニターを設置、映像で流れるすしが映し出される。顧客は画面をタッチして注文でき、従来の回転ずしに近い楽しみ方ができる。景品がもらえるミニゲームもある。「楽しいという声をいただけている」(水留CEO)。

当面は回転レーン復活の予定なし

当然ながら単なる話題作りではない。エンタメ効果でファミリー層を集客できれば、客単価も上げられるという計算である。現在、デジロー導入店は新宿など3店だが、9月までにさらに19店まで増やす。スシローは今後も回転レーンの店舗を復活させる予定はなく、くら寿司は回転レーンで商品にカバーをつけて提供と、両者の判断は分かれた格好だ。

こうした国内スシローのリモデルに加え、アジアを中心に海外売り上げの拡大、養殖など上流部門への進出によって、F&Lは2026年9月期に売上高5200億円(2024年9月期見込み3600億円)、長期では1兆円を目指す。営業利益率は長期で10%以上(同6.1%)が目標だ。

時代の変化に合わせ、融通無碍に進化し続けるスシロー。1兆円企業の仲間入りをするには、もう一段の成長が欠かせない。

金子 弘樹:東洋経済 記者

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