1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

パンとエスプレッソと「800円朝食」の正直な感想 女性に人気のおしゃれモーニング、その実力は…

東洋経済オンライン / 2024年6月1日 7時20分

このムーを厚切りにして、上にバターとベーコンと目玉焼きを載せて焼いたのが「ムーと鉄板ベーコンエッグ」。ムーは柔らかいのでナイフがスッと入りました。

デニッシュ食パンのようなバターたっぷりの甘い生地に、さらにバターを載せるという、バターの波状攻撃となっています。

目玉焼きの黄身はかなりゆるめの半熟。特にソースなどはかかっておらず、塩こしょうとパセリだけのシンプルな味付けです。

ベーコンは柔らかくほどよい塩気。全部まとめて口に放り込むと、ムーが口の中でほどけ、バターの香りがふわり、黄身がとろりで、凝ったことしてないけどめちゃくちゃおいしい。

スーパーで買う安い食パンだっておいしいし好きだけど、ムーは段違いで贅沢です。小さめサイズなので「おいしいおいしい」と、パクパク食べているとあっという間に食べ終わってしまいました。アイスコーヒーもグビグビっと飲み干し、サクッと店を後にしました。

アリスの気分が味わえる憩いの公園

筆者が利用した日は、あいにく朝から雨模様でした。開店時間の5分ほど前に到着したら、その時点でインバウンドの旅行者と思しき家族連れが開店を待っていました。

開店直後にも1組の外国人カップルが入店し、私以外のお客は全員異邦人という、ニュースで声高に繰り返される訪日外国人旅行者数の増加を目の当たりにしながらの朝食となりました。

渋谷の再開発の象徴として、悪し様に言われることも多いミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)。さして期待せずに行ったのですが、渋谷駅から徒歩数分でこんな面白い場所があるのかと。

徒歩と自転車しか通れないラクガキだらけの、細くて汚いトンネルを抜けると、緑あふれる近未来的な建物が現れた瞬間の、摩訶不思議な感覚ときたら! まるでうさぎを追いかけて穴に飛び込み、不思議の国に迷いこんだアリスの気分です。

SNSでは「渋谷には若者の居場所がなくなった」とか「公園なのに憩いの場じゃなくなった」などと声の大きい人たちが騒いでいますが、ミヤシタパークの屋上には、芝生が広がりベンチもあり、スケート場やボルダリング設備もあり、どうみても若者が集うことを想定した憩いの場であり「百聞は一見にしかずとはこのことだなぁ」と、いろいろ考えさせられる朝でした。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください