1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

好条件でまじめな30代男性に"お断り連発"のなぜ 「ていねいなお付き合い」が招く思わぬ弊害とは

東洋経済オンライン / 2024年6月6日 12時0分

「3回の壁を越えたから大丈夫だと思っていたのに、なかなかうまくいかないものですね」

そこで筆者は、「お付き合いを進めていくなかで、お相手側に最初の頃とは違う変化を感じたことはなかったですか?」と聞いてみた。

そうたは言った。「LINEの返信が、だんだんと遅くなっていました」。

最初は、そうたがLINEを朝か昼に入れると、その日のうちに返信があった。それが、2回、3回とデートを重ねていくうちに、翌日返信がくるようになったり、丸1日放っておかれて、翌々日に返信がきたりするようになっていた。

「ただ、返信を負担に思ってほしくなかったので、『返信はできるときにしてください』と言ってあったから、遅くなっていたのは気にしないようにしていました」

LINEの返信速度は気持ちの表れ

LINEの返信速度は、気持ちの表れだと思ったほうがいい。相手からLINEがきたときに、相手に興味があったり、嫌われたくないと思ったりしたら、なるべく時間を空けずに返信をしてくるはずだ。

最初のうちは早かった返信が、付き合いを続けていくうちに時間の間隔が空くようになったら、それは相手が交際に疑問を感じてきた、または、交際に後ろ向きになってきたという表れだ。

なかには「私はLINEが得意でないし、早く返信できるほうではない」と、遅いことを肯定する人がいるのだが、そういうタイプは婚活ではまずは結婚できなし、相手からも選ばれないことが多い。

そうたは、1人と向き合っていたが、多くの婚活者は仮交際のときには複数の相手と交際をしている。

すぐに返信してくる相手、なかなか返信してこない相手がいたら、どちらが選ぶか? 2人に同列の好感度を抱いていたら、すぐに返信をしてくる相手を選ぶだろう。

人にはそれぞれ性格があって、そうたのように「自分は器用ではないから、複数の異性と同時並行で仮交際をすることはできない」というタイプもいる。だが、筆者は仮交際では複数と交際をすることを勧めている。

これは、先にも記したが、自然に出会って気持ちを通わせ付き合うようになる恋愛結婚と婚活での結婚は、性質が違うからだ。

仮交際では複数と付き合える理由

仮交際中の同時進行は、二股、三股をかけるための時間という意味合いではなく、相手の人柄を知って、自分と相性が合う相手かどうかを見極める時間なのだ。

付き合う相手が1人だと、相手からLINEの返信が遅くても、デートをしたときの反応が悪くても、それを“よし”としてしまう。

相手の気持ちが薄れてきている兆候があっても、それを見ないふり、気づかないふりをして、なんとか結婚までたどり着けないかと、その交際に執着してしまう。

ことに男性の場合、デート代や食事代をすべて支払っていたりすると、そこまで使った時間とお金をムダにしたくないという気持ちが働いて、交際に終止符を打つのがもったいなくなってしまう。なんとかこの交際がうまくいかないかと、すがってしまう。

婚活で成婚するためには、自然恋愛とは違う婚活の性質を認識して、仮交際期間中は、まずは“3回の壁”を意識しながらも、そのなかで相手が出してくるサインを見逃さないようにすることが大事なのだ。

ただ、婚活のテクニックもさることながら、そうたのように真摯にお相手に向き合っている男性は、必ず相性の会う女性と出会い、結婚していくというのも、またいえることだ。

鎌田 れい:仲人・ライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください