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任天堂の岩田社長が「転職面接」で私に語った未来 「落ち目」と言われた任天堂に転職を決意した訳

東洋経済オンライン / 2024年6月7日 9時0分

十字キーや、3D画像、コントローラーの触覚フィードバック、4人で行うマルチプレイなど、任天堂がマーケットにもたらした過去のイノベーションについて、私たちは細かに語り合った。私は自宅にある任天堂のシステムで、これらすべてを体験していた。

「私は販売店を訪ねてきました。ゲームキューブの在庫がたくさんあって、一気に売りさばくために、今すぐ何とかしなければと言っています」

岩田氏は言った。「数週間後に売上に拍車をかけるプランがある。こちらとしても、今秋の初めに弾みを付けなければと考えている。ホリデーシーズンまで待ってはいられないからね」。

彼は売上を伸ばすために、値下げを発表する用意があり、すでにゲームキューブの後継機に、懸命に取り組んでいるところだと打ち明けてくれた。

最後に、プレステが小型ゲーム機に参入することについてこう尋ねた。「ミスター・イワタ、任天堂はこの脅威にどう対抗し対処するおつもりですか」。

岩田氏は言った。「うちの会社に入って京都に来てほしい。うちがイノベーションを今後どう続けていくかを見せたい」。

この打ち解けたビデオ会議の後、私は入社することになった。岩田氏となら一緒に仕事ができて、彼のビジョンに満ちたリーダーシップを支えることができる自信があった。

そして自分のスキルを使って、NOAを世界クラスの組織に変えることができると思った。

レジー・フィサメィ:アメリカ任天堂元社長兼COO

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