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「家事する夫」に妻が言いにくいモヤモヤの正体 妻も夫も「ちょっとした不満」こそが伝わりにくい

東洋経済オンライン / 2024年6月9日 11時0分

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家事や育児、介護などの分担をめぐって、家族間で言い争いが増えて、いつのまにか一緒にいて心地よい存在だったはずの家族が「つかれる存在」になってしまった……そんな話を聞くことがよくあります。

どうして自分の不満が家族に伝わらないの? どうしたら「つかれない家族」になれるの? そんなふうに「つかれる家族」と「つかれない家族」を考察するこの連載。

数回に分けて「家族の問題を言語化することで解決する」ご家族を紹介しています。前々回は、家族との会話を増やし、問題も解決する「かぞくかいぎ」(リンクはこちら)について、前回は、不登校など、お子さんに対して心配が多いときに特に有効な「夫婦でほめタイム」(リンクはこちら)を紹介しました。今回はそんなご夫婦の家事育児分担についてです。

家族問題の言語化を大事にしてきた夫婦

会社の先輩後輩として出会う

忙しい日々を送るなか、長男を出産

夫の育児サポート

長女の出産と両親の同居

家事育児の分担

伝えられない「モヤモヤ」

夫婦間の言語化は高い壁

言語化する夫婦の、言語化への道

このご夫婦は、両方が言葉に関わる仕事をしていますし、日本の中では、言語化が得意なほうのご夫婦だと思います。でも、そんなお二人でも、まだうまく言語化できない世界がある。そこを私は興味深く感じました。そして「基本的にはいろいろやってくれて感謝してるし助かってる。でも……」みたいなポイントは、どんな温度感で伝えていいか戸惑う気持ちもわかる気がします。

一方で、アキヒロさんにヤスコさんに対する不満を尋ねると「歩く足音がうるさい」と意外な答え。最近、ヤスコさんは足音を立てる歩き方がマイブームになっていて、これはお子さんたちからも指摘されている部分だそうです。

そんな部分はありつつ、彼らは海外での暮らしも一緒に乗り越えてきた長年のパートナーです。お互いの働き方の変化もずっといちばん近くで見て、サポートしあってきました。

彼らにお互いの好きなところを尋ねると、ヤスコさんはアキヒロさんのことを「頑固だけど、なんだかんだで解決に向かって行動に移してくれる人。自分はすぐには動けないほうだから、そこはすごいと思っている」。アキヒロさんはヤスコさんについて「子どもたちの良き話し相手で、話を聞くのがうまい。自分が話すと、つい子どもに提案するような会話になってしまうから」と言います。

彼らは、5年間、ヤスコさんの両親と同居し、家事育児をサポートしてもらっていた時期がありました。夫婦ふたりでの家事育児分担については、きっとまだ試行錯誤の段階。言語化する夫婦の、言語化への道はきっとこれからも続くのでしょう。

この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。

ハラユキ:イラストレーター、コミックエッセイスト

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