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東大生語る「模試軽視する受験生」の恐ろしい末路 大事な本番で実力を発揮できずに落ちることも

東洋経済オンライン / 2024年6月11日 11時0分

僕は昔「模試の途中で諦める人は落ちる」と、高校時代の恩師である担任の先生に指導された記憶があります。どういうことなのか聞いてみると、以下のような話をしてくれました。

「受験生の中には、模試を受けている途中で、難しい問題を見て『今回はダメだな』と考えてしまい、途中で『もういいや』と思って、最後まで点数を狙わない学生がいる。こういう学生は落ちるんだ!」と。

さて、自分が教える側になってみてよくわかることなのですが、恩師の言うとおり、確かに勝負の途中で諦めてしまう受験生というのは多いです。

模試の途中なのに退出してしまう子もいますし、そこまでしなかったとしても、途中でうまくいかなくて「今回は無理だな、この1問だけ解こう」と気持ちが揺らいでしまう学生も多いです。

試験本番で本気で挑めなくなる

こういう姿勢で模試を受けていると、試験本番になったときにも、困る場合が多いです。

1問うまくいかない問題があったとしても、合格を勝ち取りたいのならば、本番で足掻いて点数を取りにいったほうがいいですよね。

でも、練習で途中で投げてしまっていたら、肝心なときに本気で挑めないのです。本来は、「どうしよう! 解けない! でも、それでも1点でも多く点数を取らなくちゃ!」と足掻いて、最後の瞬間まで頑張ったほうがよいのです。

そうしたときに、「火事場の馬鹿力」のように、自分でも知らなかったパワーを発揮できることもあります。模試の途中で諦めるのが当たり前で、自分の実力を測られるのが怖いと思っていると、そのような自分が秘めているパワーを知らないまま、試験会場に行くことになってしまうのです。

逆に、合格をつかむ受験生は、模試にも本気で取り組みます。そこで難しい問題にぶち当たったり、困ったり苦しんだりするわけですが、その大変さが、成長のきっかけになるわけです。

いかがでしょうか?まずは、「自分の実力を知るのを怖がっている」と認めること。そこから始まると思います。ぜひ、素直にその気持ちを受け入れてみてください!

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西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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