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「海外投資家」が5年間で買い増した50社ランキング 外国人投資家の厳しいお眼鏡にかなった企業は

東洋経済オンライン / 2024年6月16日 9時0分

2位にはパワー半導体大手のサンケン電気がランクインし、半導体関連企業が続く形となった。外国人持ち株比率は54.8%と、5年前から19.3ポイント向上している。

同社は1月の能登半島地震で石川県の3工場が被災。その影響もあって、今2025年3月期は前半の業績が非常に厳しいが、下期から急激に回復する見込み。EV(電気自動車)用途や家電の省エネ対策でパワー半導体需要は中長期的な拡大が確実視されている。

海外投資家が注目する世界で戦える企業

3位はリクルートホールディングス。外国人持ち株比率は直近で43.6%と5年前から17.2ポイント上昇した。2012年に買収した世界60カ国以上で展開する求人検索サービス「インディード」が近年の成長の原動力となっており、グローバル経営が軌道に乗っている。

昨年11月にアメリカの投資ファンドでアクティビスト(物言う株主)のバリューアクト・キャピタルによる株取得が報じられたこともあって、株価は上昇基調で推移、6月4日には取引時間中に8343円をつけて上場来高値を更新している。

そのほか上位には4位に製薬大手で乳がん薬など、がん領域の「エンハーツ」の売り上げ拡大を狙う第一三共、5位には保管・搬送システムで世界首位級のダイフクと、グローバルでの競争力が高い企業が並んだ。

なお、ランキングは海外勢の資金流入が期待できそうな時価総額500億円以上の企業を対象とし、さらに株主構成で流動性が低い特定株比率が50%を超える企業や前期・今期ともに最終赤字の企業は除外している。

(外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

山田 泰弘:東洋経済 記者

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