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先生の言葉に「すぐ納得する子」成績伸び悩む深刻 疑問持つ子とどちらのほうが合格しやすい?

東洋経済オンライン / 2024年6月18日 10時30分

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

いかがでしょうか?「人間は悩む存在だ」という桜木先生の言葉がとても刺さるワンシーンでしたね。

桜木先生の言うとおりで、人間は悩む生き物です。「こうしたほうがいいよ」と誰かが言ったとしても、それを受け止めて行動に移すためには、考える時間が必要です。

今までの自分の行動を変えるわけですから、「こういうことって考えなくていいのかな?」「これってなんでこうなんだろう?」という考えが頭に浮かんでこないわけがないのです。

Aタイプの人は、そうした考えを押し殺して、考えないようにふたをしているだけです。自分が悩まないように、またはアドバイスした指導者と良好な関係を築くために、「わかりました!」と言っているだけなのです。

しかし人間は悩む生き物ですから、本当はそんなに聞き分けよく「わかりました」とはならないはずなのです。

だからこそ逆に、聞き分けが悪く「でもこれって……」と聞いてくるBタイプのほうが、ちゃんと問題と向き合って、悩んでいるのです。悩んで選択した子のほうが、行動にも表れやすいのです。

後悔しない選択であればいい

仮に「文系と理系、どっちの進路に進んだらいいんだろう?」と悩んだとします。そのときに、「なんとなくかっこいいから理系にしよう!」と考えて理系を選んだとしても、その選択を後悔しないのであれば、その選び方でいいのだと思います。

しかし、たいていの場合はそうではないですよね。「なんとなくかっこいいから」で選んだら、後から後悔します。「なんでこういうことを考えなかったんだ」とか「あのとき考えていればよかった」と。

「理系だとこういうことも、考えなきゃいけないよな」「これって大丈夫かな?」といったことをしっかりと考えた末に、「理系にしよう」と考えたとしたのだとしたら、その道を進んでからも「理系を選ぶときに数3が大変だからどうしようと悩んでいたし、しっかり対策する必要があるな」と悩んだポイントをうまく回避できるようになるかもしれませんし、後から大変な苦労があったとしても、その選択に納得できるはずです。

人間は悩む生き物であり、どんな選択をしたとしても悩みは尽きません。その悩みと向き合うために「考える」訓練が必要なのです。そのための練習としての「勉強」が必要だと言えるのではないでしょうか。

勉強は悩んだときの練習

そして「悩んだときの練習」としての「勉強」なのですから、勉強法に関しても、「あの先生が言っていることって正しいのかな? 自分に本当に当てはまるのかな?」ということも、悩めばいいのだと思います。

「わかりました!」と受け入れるのではなく、多少聞き分けが悪くても、悩んでいいし、時には先生と議論していいのではないかと思います。そのほうが、成績も伸びやすくなるのではないでしょうか。

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西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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