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ゴルフ・パリ五輪かけた「女子の闘い」が熱すぎる! 笹生は当確、残る1枠は古江、畑岡、山下の誰?

東洋経済オンライン / 2024年6月20日 15時0分

そして全米女子オープンの翌週、6月7日から開催されたショップライトLPGAクラシックには畑岡、古江が出場。古江は2位タイに入り、畑岡を逆転して2番手に上がった。

2日目の試合前に失格を告げられた畑岡

実は、この大会で畑岡は1日目の時点で4位タイにつけ、日本選手トップにいた。ところが、2日目スタート前に全米女子プロゴルフ協会(LPGA)から失格を告げられる。結果、成績を残せずランキングを1つ下げて、3番手に後退した。ちなみに山下は同時期に日本国内で開催されたサントリーレディースで2位に入り、順位を上げた。

さらに、先週の試合では、それぞれ主戦場がアメリカと日本で違うものの、古江は8位タイ、山下は5位タイに入る。対して、畑岡はエントリーしていなかった。

ところで、先に述べたショップライトLPGAクラシックでの畑岡の失格の経緯については、疑問を投げかける声も少なからずあった。

LPGAの声明によると、大会の1日目のラウンドで、畑岡はその日の最終ホールとなる9番(パー5)で、2打目をグリーン右のフェスキュー(丈の長い雑草)に打ち込んだ。

キャディーや畑岡本人、同伴プレーヤー、その場にいた関係者など、10人近くでボールを探すと、見つかったボールはフェスキューの中に入っていた。そこからは打てず、畑岡はアンプレヤブル(障害物などによってボールが打てないときの救済処置)を宣言。ルールに則って1打罰でボールをドロップして4打目をグリーンに乗せ、1パットのパーとし、その日のスコアを提出した。

だが、1日目のラウンド終了後、LPGAが外部のものから提出されたビデオ映像を審査した結果、畑岡のボールの捜索時間がルールで認められている3分間を超えていたことが判明した。

3分間で見つからなかった球は(たとえその後に見つかったとしても)紛失と見なされ、プレーヤーは2打目地点に戻って打ち直さなければならない。畑岡はそれをしなかったので、重大な違反と判断され、失格となってしまったのだ。

畑岡のボールを探している場面は、たまたまテレビで中継されており(同伴競技者がトップにいたため)、そのテレビ関係者が1日目が終わったあとにLPGAに指摘したことで発覚したものだった。

もしその場で指摘があれば、規則通りにプレーすることができ、失格を免れた可能性が高い。畑岡には悔いの残る裁定だった。

畑岡はこの件について14日、自身のインスタグラムで「ShopRite LPGA Classicで失格となった件について」と、英文と日本語で自身の考えを投稿し、<今回の判定について異議を述べるつもりはありませんし、真摯に受け止めて次のツアーに臨むつもりですが、今回のようなケースが他の選手に起きてほしくないとの思いから、少し提案と提言をさせていただきます>とし、次の点を指摘した。

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