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すき家の「ディストピア飯化」が密かに物議のワケ おっさん客がネットで激怒?も全然笑えない理由

東洋経済オンライン / 2024年6月24日 13時0分

数分経たないうちに番号で呼び出され、レジまで料理を取りに行く。完全なセルフシステムである。店員さんはカウンターの外に出ることはない。

そして、問題のプラ容器がこちら。

ネット上では「最近のすき家って店内でも持ち帰りの皿で食わせるのね……ここがディストピアか」といった声も見られたが、たしかに言われてみれば、近未来の食事、という感じを受けなくもない。トレイ以外はすべて使い捨てであり、極めて合理化された食事なのだ。

さらに面白いのが、返却口。なんと、ゴミ箱なのだ。一体、誰に何を返却しているのかわからない。

この返却口がさらに近未来的なのは、トレイを近づけると、勝手にゴミ箱が開くこと。片手でゴミが捨てられる(いや、返却か)という、スーパーDX仕様なのである。

こうしたテイクアウト用食器での提供は、全店で行われているわけではない。SNSなどで調べてみると仙台店や、下北沢店、横浜山下店など、いくつかの店で目撃情報がつぶやかれている。

この取り組みに一定の効果があるならば、やがて全店に広がっていくのかもしれない。

非難囂囂の「プラ容器」

実際に店舗に訪れて感じるのは、やはり、どことない味気なさだ。こう、せっかく店内で食べているんだから食器で食べたいじゃない、とちょっと思ってしまう。

実際、私が訪れたすき家神保町店のGoogleレビューやSNSを見ていると、次のような声があった。

「店内で持ち帰り容器? 二度と来ません」

「店内でもすべてプラ容器の提供になっている店舗ははじめてでした。洗い物がなくなり合理的なのかもしれませんが、ひどい扱いだなと思いました。食事における器の重要さを否応なく意識させられます」

「餌を出された気分です。紙の食器で食べるご飯がちっとも美味しく感じられません。すき家、テーブルがある牛丼屋で素敵だと思っていたのに。もう使いません」

「え、、、
すき家、マ、、、?
店内もプラ容器、、、?
もう完全に『食事』ではなく『餌』になったなあ、、、
もう来ないかなあ、すき家、、、」

「久しぶりにすき家に来たけど、器がすべてプラ容器で提供されて、水も紙コップのセルフになってた。器が変わっただけなのに、店で食う温かみみたいなのが全く無くて、すごく侘しい気持ちになるなコレは」

……散々である。

とにかく、容器が変わったことによって「店内で食べる温かみがなくなった」とか「おいしさが半減」という投稿が目立つのだ。また、深く読み解くと「もてなされている感覚がなくなった」と訴えているように見える。

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