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日経平均株価は「下落圧力」に負けてしまうのか 移動平均線は下向き、「売り方有利」は本当か

東洋経済オンライン / 2024年6月24日 10時30分

もちろん、その後2020年のコロナ禍の進行でFRB資産はたった1週間で約6000億ドル増などという異次元の増殖を含め、2022年4月には8兆9654億ドルにまで膨張した。そのため、2018年とは資産縮小の規模が違うと言えるかもしれない。

しかし、すでに現在は7兆2000億ドル台と1兆7000億ドル(18.96%)の縮小をしており、その中で株式市場が史上最高値となっていることも事実だ。まだ資産縮小は続くが、今回もコロナショック前までのように「さじ加減」(償還と再投資のバランス)を間違えなければ、FRBの資産縮小と株高が並走することは可能と考える。

一方、日本では今、日銀の国債買い入れ額の縮小が最大の注目ポイントだ。だが、FRBの例を見ればわかるように、問題ないと考える。

今回は若干横道にそれたかもしれないが、前回の内容が「6月の攻防戦も7月にサマーラリーの形で決着するのではないか」という趣旨で終わっているとおり、今はその様子見の時間軸の中にある。よって、結論も前回同様、「7月後半から8月前半に発表される4~6月期決算の円安による上方修正に期待するサマーラリー待ち」ということになる。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

平野 憲一:ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト

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