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仕事に忙殺される起業家がつい見失う2つのこと 「CDベイビー」創業者が教えるシンプルな原則

東洋経済オンライン / 2024年6月27日 14時30分

意外にも、この本はビジネスの経験が豊富な人から受けが良かった。「忘れかけていた初心を思い出させてくれる」ということらしい。

経験の浅い起業家からも、ベテランの起業家からも、「基本に立ち返るのに役立つ」という感想が寄せられた。

特に、次の2点の大切さをあらためて実感できるのだという。

1 起業の究極の目的は幸福だ 利益やサービスの追求さえも、突き詰めればそれは自分や顧客を幸せにするためのもの。だから、幸福を最優先させよう。たとえそのことで利益が減ったとしても、自分と顧客を幸せにすることをビジネスの中心に据えること。

2 他人の真似などいらない 自分の会社では、自分で自由にルールをつくれる。思いどおりに夢を叶え、小さなユートピアを創造できる。他の企業がしていることは無視して、自分にとって理想的な世界はどのようなものかを考えよう。

この本では、僕がスモールビジネスを立ち上げ、成長させることに費やした10年間に育んだ哲学を語っている。

そこにはいくつかの共通したテーマがある。主なものをここに紹介しよう。

⚫︎「ビジネス=お金」ではない。ビジネスで一番大切なのは、他者や自分にとっての夢を実現すること。

⚫︎起業は、自分を成長させながら世界をより良い場所に変えていくための、すばらしい方法になる。

⚫︎会社をつくるとは、ユートピアをつくること。そこでは、理想の世界をデザインできる。

⚫︎決してお金のためだけに何かをしてはいけない。

⚫︎自分の利益ばかりに目を向けず、誰かの役に立つことを考えるべき。

⚫︎成功とは、改善と発明を繰り返すことによってもたらされる。うまくいかないことを繰り返してもたらされるのではない。

⚫︎事業計画どおりには物ごとは進まない。世の中の本当のニーズは、実際にビジネスを始めるまでわからない。

⚫︎お金がない状態からビジネスを始めることには利点もある。誰かを助け始めるのに、資金はいらない。

⚫︎あらゆる人を喜ばせることはできない。堂々と対象を絞ろう。

⚫︎自分がいなくてもビジネスが回るようにしよう。

⚫︎何をするにせよ、本当の目的は幸せになること。ハッピーになれることだけしよう。

デレク・シヴァーズ:CDベイビー創業者、ミュージシャン

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