暴飲暴食続けた彼が40代で直面した「散々な」現実 トイレの便座が「割れた」ぐらい太っていた
東洋経済オンライン / 2024年6月28日 16時0分
絵本作家の塚本やすしさんは、食べることもお酒も大好き。34歳のとき、突然倒れたことをきっかけに高血圧の薬などを飲み始めたものの、やっぱり暴飲暴食はやめられなくて……。塚本さんの著書『イラスト日記 ゆるして!糖尿病』より一部を抜粋・再編集し、生活習慣病のリスクなどについて考えてみます。
暴飲暴食を続けた結果…
高校を卒業してデザイン会社に就職。その後、退職し、友人とともにデザイン会社を作った。会社の経営も順調、個人としても好きなイラストの仕事ができて、忙しいけれど充実した日々。
【イラスト】体重が増えすぎて、トイレの便座が壊れたこともあった
サラリーマンの頃も、独立してからも、毎日が忙しく、徹夜が続いた。まだまだ紙媒体の仕事がたくさんあった時期だ。自分自身も20代、30代と若かったこともあり、無理も平気でやっていた。
とはいえストレスはたまる。たまったストレスは飲酒でまぎらわす日々だった。ほぼ毎日、仕事が終わると同僚と夜の町に繰り出していた。
そんな生活が続いていた30代の、ある冬の雪が降る日。私は会社で倒れ、救急車で運ばれた。ところが、特にどこも異常がなかったらしく、診察はあっけなく終わった。
医者からは「血圧が高いので近所の病院に行くように」と言われ、降圧剤を飲むことも勧められた。どうやら薬を一生飲まないといけないらしい。やだなあと思ったが、しかたがない。
【画像】トイレの便座が体重の重みで壊れるという、なんとも“痛い”体験などをイラストで(6枚)
30代はなんとかごまかしながら、医者とイタチごっこをしながら、薬をきちんと飲みながら、大病にもならないで過ごしてきた。ところが、40代になると体がガタガタと壊れてきた。
まず、走れなくなった。赤信号になりそうなとき、走ろうとしてもひざが曲がらない。無理して走ると「欽ちゃん走り」になる。あと、腰が痛い。目もかすむ。臭いおならが出るし、涙も出る。白髪が増えた。散々だ。
基本的に、一日中、コンピュータを置いた机の前で、ひたすら座って仕事をしている。ほとんど動いていないのに、ストレス解消のために食べて飲んでいたのだから太るわけだ。
立派なメタボ
ちょうどその頃、最初に通っていた病院の先生から、総合病院への通院を勧められたのだが、体重が88kgになっていた。私の身長は177cmなので明らかに肥満である。
血圧や血糖値、中性脂肪の数値もよくないし、立派なメタボである。そういえば、この頃はタクシーをよく使っていたし、すべてがめんどくさく感じていた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「このままだと死ぬ」糖尿病の50代が改心した結果 医師に激しく怒られ涙、やっと反省し生活改善
東洋経済オンライン / 2024年7月10日 10時0分
-
「やせたり太ったり」糖尿病の彼が苦しんだループ 医師「マイルドドラッグの影響はすさまじい」
東洋経済オンライン / 2024年7月7日 15時0分
-
「大好きなラーメンとお酒」やめられないナゼ 絵本作家が糖尿病と診断されるまで暴飲暴食
東洋経済オンライン / 2024年7月4日 15時0分
-
体重が増えすぎて便器がこわれた! ラーメン大好き、お酒大好き、甘いもの大好き、いつのまにかメタボになった人気絵本作家のセキララ糖尿病イラスト日記『イラスト日記 ゆるして!糖尿病』発売
PR TIMES / 2024年6月25日 15時45分
-
1年半で-60kgの女芸人が教える「やせるために絶対にしてはいけないこと」7つ
女子SPA! / 2024年6月18日 8時47分
ランキング
-
1なぜ?「N-BOX」新型登場でも10%以上の販売減 好敵「スペーシア」と異なる商品力の改め方
東洋経済オンライン / 2024年7月17日 9時30分
-
2ドラマ「西園寺さん」ヒットの予感しかない3理由 「逃げ恥」「家政夫ナギサさん」に続く良作となるか
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 20時0分
-
3第171回芥川賞は朝比奈秋さんと松永K三蔵さんがダブル受賞
産経ニュース / 2024年7月17日 18時4分
-
4「ユニクロ・GU・COSのTシャツ」全部買ってわかった“本当にコスパが高い傑作アイテム”
日刊SPA! / 2024年7月17日 18時37分
-
5イケアのモバイルバッテリーに“発火恐れ” 製造不良で一部自主回収…… 海外では事故も発生
ねとらぼ / 2024年7月17日 20時10分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください