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仕事できない人の口ぐせ「数字が苦手」を消す魔法 「謎解き」と思えば数字アレルギーは難なく解消

東洋経済オンライン / 2024年7月1日 10時0分

データ活用とは問題を解決すること。これを子どもでも伝わる表現に変換したものが「謎解き」なのです(写真:metamorworks/PIXTA)

「数字に弱く、論理的に考えられない」

「何が言いたいのかわからないと言われてしまう」

「魅力的なプレゼンができない」

これらすべての悩みを解決し、2万人の「どんな時でも成果を出せるビジネスパーソン」を育てた実績を持つビジネス数学の第一人者、深沢真太郎氏が、生産性・評価・信頼のすべてを最短距離で爆増させる技術を徹底的に解説した、深沢氏の集大成とも言える書籍、『「数学的」な仕事術大全』を上梓した。

今回は苦手意識を持たれがちな「数字」について取り上げ、苦手意識の解消に役立つ「魔法」を紹介する。

「数字が苦手」という呪い

私はよく、「ビジネスパーソンの数字力強化」をテーマにした研修を行います。そのような場でお会いするみなさまから頻繁に聞くのが、

【写真】成果を出している人は、「数学的」な仕事の仕方をしている

「数字、苦手なんです」

という言葉です。

言葉というものは恐ろしいものです。こう発言することで、本人はより「自分は数字が苦手なんだ」と強く思うことになります。言えば言うほど、そのようになっていく。多くのビジネスパーソンの脳や身体は、まるで呪いのようにこの言葉に侵されています。

言うまでもありませんが、ビジネスとはヒト・ジカン・カネを使い、カネを生み出す営みです。そしてヒト・ジカン・カネはすべて数字で表現できます。ゆえに、ビジネスとは数字を使い、数字を生み出す営みと言えるのです。

つまり、「数字、苦手なんです」という発言は、「私は仕事ができない人間なんです」「ビジネスを知らないんです」と言っていることと同義になります。

そんな発言を当たり前のようにしてしまうことを、本来ならば恥ずかしいことだと認識してほしいのです。そういう意味でも、ビジネスパーソンはまずこの呪いの言葉を発することをやめるべきです。

ではどうすれば良いか。呪いを解くために必要なものは、「魔法」です。ふざけていると思われるかもしれませんが、私は真剣に申し上げています。今回はその魔法のひとつをご紹介します。

数字に対する苦手意識が強い人に対して、「数字を活用せよ」「データ活用していきましょう」「データ分析を学ぼう」などと伝えても意味がありません。人間は感情の生き物です。苦手なものは苦手ですし、やりたくないものはやりたくないのです。

データ活用とは「謎解き」である

では私はどのようにして呪いを解いているか。答えはとてもシンプルです。彼らの仕事の定義を変えるのです。数字の集合であるデータを活用するという仕事を、別の表現で再定義するのです。その再定義はたったひとことで表現できます。

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