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ダサ見えを卒業「クールビズ」を格上げするには 軽装でもビジネス仕様に仕上げることに意識を

東洋経済オンライン / 2024年7月2日 9時0分

涼しさを感じるうえで最も重要なのが素材だ。通気性や軽さ、撥水性やストレッチ性などさまざまな機能を組み合わせた新素材が毎年のように生まれている。次に、仕立てや縫製の工夫。どんなに涼しい素材でも、副資材を加えた仕立てでは涼しくならない。

一方、涼しさだけを追求し、見た目がいまいちになったジャケットは本末転倒といえるだろう。見た目をキープしながら涼しさを備えるには、素材と仕立ての両方が大事になってくる。

その両方を備えたジャケットを紹介する。Lサイズの重量が、わずか230gという超軽量素材を採用したものだ。この軽さだが、副資材を使わずに立体感のある仕立てに作り上げられている。

また、出張など荷物が限られている場合に重宝するのがウォッシャブル機能。このジャケットは、家庭用洗濯機だけでなく、ハンガーにかけてシャワーで汚れや汗を流すことも可能だ。

スタイリングは、ネイビージャケットに好相性のグレーパンツを組み合わせ、インナーには爽やかさを加えるブルーシャツという王道コーディネート。

誰から見ても印象がよい清潔感ある見た目ながら快適な着心地で、暑い夏でもクールに仕事ができるのではないだろうか。

ポロシャツを「カジュアルすぎない」印象にする

クールビズファッションの中でも、カジュアル度が高いポロシャツをビジネス仕様にするためには、そのほかのアイテムの選び方や着こなし方にいくつか工夫が必要だ。

例えばまずは、センタークリース入りのパンツ(いわゆるスラックス)を選び、ポロシャツの裾を入れる。

靴はカジュアルな印象になるスニーカーやサンダルではなく、ローファーやスリッポンなどレザー製のものがよい。合わせるアイテムの数が少なくなってくる夏は、小物の重要性がいつもよりも高くなってくるので、靴にもこだわりたいところだ。

ポロシャツはベーシックカラーと呼ばれる白、黒、グレー、ネイビーが望ましい。カラフルな色だとカジュアル度が高くなるためだ。

サイズは大きすぎず、ピッタリしすぎないものを選びたい。トレンドのオーバーサイズフィットもビジネスの場だと、だらしなく見えてしまうので控えよう。

合わせたパンツはストレッチが利いたデニム調生地にセンタークリースを入れてスラックス仕様にしたもの。カジュアルな素材とドレッシーな仕立てをバランスよく兼ね備えているので、ポロシャツと相性がいい。

また、選ぶ色にポイントがある。やや上級者向けだが、パンツの色をポロシャツと同じネイビーに揃えることで、全体の統一感と洒落感を一気に高めることができる。

色を揃える時の注意点は、素材感を変えて奥行きある見え方にすること。スタイリング例では、ポロシャツの鹿の子素材とパンツのデニム調素材を合わせている。

カジュアル使いより注意する点は多いが、色合い、サイズ感、タックインを意識し、ポロシャツをビジネスシーンでも活用して快適に過ごしてほしい。

栃木 雅広:スタイリスト・エディター

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