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メルカリの「単発バイトアプリ」利用者伸ばす世相 「何が利点なのか」利用者と店舗の声を聞いた

東洋経済オンライン / 2024年7月3日 13時30分

全国チェーンほか5万店舗と連携

4月16日に都内で開催された「メルカリ ハロ」 全国提供開始発表会」によると、全国展開に向けて「メルカリ ハロ」は、ドミノ・ピザを始め、ドラッグストアチェーンなど、全国各地の約5万店舗と連携。全国チェーンはもちろん、地域に根差したローカル店舗や中小事業者との連携を、今後さらに深めていきたい考えだ。

2040年には働き手が1100万人不足するというデータもあり、ドミノ・ピザでは、人材獲得の取り組みの1つとしてスポットワークを導入。「メルカリ ハロ」についても積極的に導入を決めた。

今回、「メルカリ ハロ」を利用して、ドミノ・ピザでスポットワークをする小泉香奈江さんに話を聞くことができた。小泉さんは現在、転職活動中で、次の仕事を探す合間に「メルカリ ハロ」を利用。「いつも使っているメルカリに“はたらく”というメニューを見つけて、やってみようと思いました。長期のアルバイトはできないので、スポットワークが働きやすい」と言う。

「いろいろなお店を経験できて、自分も楽しみながら働けるところがいいですね。働いたらすぐにお給料が確定して、翌日くらいには振り込まれるので、モチベーションが上がります。まだやったことはないのですが、夜に飲み会があったら、その時間までその街で働くという使い方もできそうだなと考えています」(小泉さん)。

小泉さんが働く様子についても見学させてもらった。勤務状況は店舗側が提示するQRコードをアプリで読み込んでチェックイン、チェックアウトすることで管理。それぞれの仕事の前に説明があり、スムーズに店頭の掃除や洗いもの、ピザの配達などの仕事を行っていた。

「お店ごとにルールや仕事のやり方は異なりますが、同じ業種であれば仕事内容が大きく変わるわけではありません。スポットワーク初日はとても不安だったのですが、お店の方が丁寧に教えてくれたこともあって、以降は不安なく働くことができています。どのお店も仕事の前にはちゃんと説明してくれますし、経験を積むごとに働きやすくなっています」(小泉さん)。

「メルカリ ハロ」では勤務終了後に給料がその場で確定し、登録している金融機関にすぐに振り込みが依頼される。将来的には、グループ会社のメルペイを通じて、メルカリの決済アプリ「メルペイ」での給与デジタル払いを実現する予定だ。

人員を確保しやすくなった

スポットワークではその都度、働きに来る人が異なる。それに対して、店側ではどのように感じているだろうか。今回、小泉さんが働いた「ドミノ・ピザ 西麻布店」の店長、星野亮さんにも話を聞いた。

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