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やや貧乏な中年夫婦が「お役所ランチ」で得る幸福 え、東京タワーを見て、この値段でいいんですか?

東洋経済オンライン / 2024年7月7日 10時0分

日替わりランチの種類は3種類で、いずれも税込700円です。ある日のメニューはこちらとなります。

・A定食(ヘルシー系):鶏団子と白菜のごま豆乳煮込み
・B定食(がっつり系):バジルチキンのラタトゥイユソース
・日替わり弁当(おかずの種類が多い):みそカツ

私が注文した日替わり弁当は、メインのおかずにみそカツとさばの塩焼き、ミニおかずが6種類も入っていました。

もはや、冠婚葬祭で食べる仕出し弁当並みの豪華さです。物価高的なこの頃ですので、近隣の飲食店だとランチ価格は1000円以上がザラのなか、このボリュームでこの価格はありがたい限りです。

学生食堂やセルフうどんなどでお馴染みのスタイルで、食券を買ってトレイを持って並び、ごはんやおかずを自分で受け取っていきます。ごはんは、白米と雑穀米のどちらかを選べたり、小鉢も4種類から選べたりと、職員の方が毎日利用しても飽きない心配りがニクい。

外食となると、ついつい栄養バランスよりも出費を抑えることを優先して、ラーメンやパスタなどの単品炭水化物系メニューをオーダーしてしまいがちな筆者にとっては、使用している食品の品目数も多く、野菜もたっぷりで、栄養バランスが考えてある点も嬉しいポイントです。

味も「レストラン並みにおいしい」とかはお世辞にも言えないものの、ごはんもおかずも味噌汁も、お茶も、1つひとつがちゃんとおいしい。

ただし、利用する際に注意点があります。職員用の食堂のため昼休憩になる12時過ぎに、利用者が集中し激烈に混むのです。13時以降になると空いているのですが、日替わり弁当はだいたい売り切れています。おすすめなのは11時台。売り切れの心配もなく、広々とした食堂でのんびり食べられます。

レインボーブリッジを眺めながら食べる贅沢ランチ

東京タワーの次は、東京湾の絶景食堂をご紹介させてください。東京港湾福利厚生協会の福利厚生施設「湾岸食堂 本店」も、一般の方が利用できます。

しかも、レインボーブリッジのくるっとループしている部分が真正面にあるんです。そのたもとには東海汽船のジェット船の定係桟橋(船の駐車場的な場所)があるので、船舶好きにとっても垂涎の絶景ポイント。

レインボーブリッジの乗降口からは少し離れた、トラックやダンプカーが往来する海沿いにあるので、キラキラな観光地とはまた違った、ざらりとした働く東京湾の景色が楽しめます。

港湾労働者向けの施設のため、休日や祝・祭日はお休みで、平日のランチタイム(11時から14時まで)のみの営業となります。福利厚生施設ということで価格はお手頃ながら、運動強度高めの利用者が多いためか、食べ応え抜群のメニューが揃っています。

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