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選ばれる人ほど「フルネームで名乗る」納得のワケ 「ほめ言葉」に対する返事の仕方でも"差"が出る

東洋経済オンライン / 2024年7月12日 17時0分

「選ばれる人生」を歩むための「自分ブランド」のつくり方をお伝えします(写真:EKAKI/PIXTA)

「自分より仕事がデキないアイツが、先に出世するのは納得できない!」

「大して実力は変わらないのに、なぜあの人にお客様が殺到するんだ!?」

あなたが今、こんな思いを抱えているのだとしたら、それは「選ばれる技術」を知らないから。どんなに高い仕事スキルを身につけていても、「人から選ばれるかどうか」で仕事人生に大きな差が生じてしまうのが、現実社会です。

本稿では、これまで経営者やタレント、政治家、弁護士など2500人以上の人生を変えてきた守山菜穂子氏の初の著書『選ばれる人になる「パーソナル・ブランディング」の教科書』から一部を抜粋し、「選ばれる人生」を歩むための「自分ブランド」のつくり方を3回にわたってお伝えします。今回は3回目です。

自分をフルネームで名乗っていますか?

自己紹介で「フルネーム」を名乗ると、いきなり重要人物になれる

【イラストで見る】「最近、いい仕事をしてますね!」と人からほめられたら、あなたはどう答えますか? 実は答え方によってその後の関係が変わるのです。

テレビやイベントなどで有名人を見かけたとき、その自己紹介にちょっと耳を澄ましてみてください。タレント、スポーツ選手、文化人、政治家など、メディアに出ている人は、自己紹介で「フルネーム」を名乗っています。

私が初めてこれに気付いたのは、広告会社で働いているときでした。

CM撮影にお招きした有名な俳優さんが、ヘアメイクを終えて衣装に着替えてスタジオ入りする際、現場スタッフに向けて自分の姓と名をフルネームで名乗り、あいさつしていたのです。

私自身が、フルネームで名乗ることを意識したのは、独立してセミナー講師の仕事を始めたときです。ふと、過去に仕事をご一緒した、タレントさんや文化人、すなわち重要人物たちがみんなフルネームで名乗っていたことを思い出しました。

これから自分が、受講生より一段高い壇上に登り、有料の講義をする。信頼の置ける人物として受講生に認めてもらうために、フルネームで名乗ることが必須だと感じたのです。

そこで「今日の講師を務めます、守山菜穂子です」と自己紹介しました。

氏名には「姓(ファミリーネーム)」と「名(ファーストネーム)」があり、その組み合わせで自分自身が表現されています。

重要人物になりたければ、唯一無二の自分であるために、この組み合わせを両方伝えなくてはいけません。姓だけ、名だけでは、自分を半分しか伝えられていないのと同じです。

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