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「バチェロレッテ3」前代未聞の"辞退続出"に騒然 東大卒の元官僚リケジョに「スンっ」てなる男達

東洋経済オンライン / 2024年7月12日 13時0分

史上最強のバチェロレッテというフレーズに納得する場面は続きます。一方で「スンっとなる」男性陣の姿がいつまでも続いていきます。一人だけならまだしも、恋のトーンダウンが隠せない男性が次から次へと出てくるのです。まさにこの今までに見たことのない男性たちの離脱の姿に面食らってしまうのが話題の発端です。

仮に参加した男性陣が難だらけであれば、キャスティングミスとして避難の声が殺到するのは無理もありませんが、今回も多彩で魅力的な男性陣が揃っています。高学歴のバチェロレッテ亜樹さんに合わせてか、むしろ一般的にハイスペックと言われる面子が多めです。全15名のうち、医師が3人もいて、実業家や経営者を名乗っている人は5人。さらにヴィオラ奏者兼作曲家と物理化学者までいます。

性格まで温厚そうです。周りをかき乱すようなくせ者系はゼロ。番組の趣旨を理解して、男性陣もバチェロレッテ亜樹さんと向き合っているように見えるのですが、そのうえで出てくる言葉は「妹のようにしか見えない」「好きになっているかもしれない」「感情が入らない」といったもどかしさに溢れかえっています。

とある男性からは退散を意味する「ローズを渡さないでほしい」という極めつきの一言まで飛び出します。恋愛スイッチ全開の男性が見当たりません。撮影期間が過去のシリーズよりも短縮されて約1カ月ほどだったことが多少なりとも影響していそうですが、それにしてもです。

一方、男性陣の言葉尻や塩対応を逃さずにはいられないのか、バチェロレッテ亜樹さんは亜樹さんで果敢に詰めてきます。たとえばデート中の会話で、物理化学者の櫛田創(くしだ そう)さんが悪気なく「バチェロレッテたるゆえんを示せる場面があるけれど、それをやらないよね」と伝えると、亜樹さんは「普通の人に見えている」と解釈し、不満な様子。どうやら「普通」が地雷ワードだったようです。

何としても「普通」を撤回したい亜樹さんが、男性陣に向かって唐突にネイティブ並みの英語で語り始める場面は言うなれば自我との闘いです。熱い恋愛番組はどこに行ってしまったのだろうかと、たびたびあんぐりさせられます。

昭和から令和にアップデート

裏を返せば、ツッコミどころが多く、予想外を楽しむリアリティ番組の醍醐味を味わえます。ただし、バチェロレッテ亜樹さんに対する謎のマウントや過度な揶揄がSNS上で盛り上がってしまっていることは残念です。こうしたリスクはありつつも、最後の最後まで盛り上がりに欠けた恋愛にもかかわらず着実に話題になったのは、注目度が高い人気番組がなせる業なのかもしれません。

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