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「石丸伸二を支持する人」の熱が冷めてきた事情 小泉純・橋下両氏に並ぶ「SNS時代」のトリックスター

東洋経済オンライン / 2024年7月17日 8時40分

これに先立ち、石丸氏の発言や態度が物議を醸したのが、都知事選開票直後の民放各局の連続的インタビュー。トップバッターの日本テレビのインタビューで、同テレビ解説委員から、石丸氏が「党利党略、自分第一」と批判する「政治屋」という言葉の意味について、「東京をよくしたいというだけではなく(出馬するのは)国政でもいい、広島でもいいというのは政治屋とは違うのか?」と突っ込まれると「自分が当てはまっていたら、洒落にならない」と笑いながら返答。さらに社会学者の古市憲寿氏が「批判する政治屋と石丸さん自身がどう違うのか?」と追及しても「なんか堂々巡りになっている気がする、先ほど定義についてはお話しした」などとはぐらかして時間切れに。

これに続くTBSの中継では、同局アナウンサーの「(2位に浮上した)要因はどのように、とらえているか」と質問に「結果はあくまで都民の総意が可視化されただけ」と返し、コメンテーターに「善戦したという受け止めなのか?」と聞かれると「なんという愚問」と回答を拒否した。さらに、フジテレビの『Mr.サンデー』でも同様な“塩対応”を繰り返していたが、橋下徹・元大阪市長には笑顔で丁寧に回答するなど「相手次第で敵味方を選別」する態度も目立った。

これを受け、一連のインタビューの映像がX(旧ツイッター)上で拡散されると、SNSでの石丸氏への批判が急拡大。「終始挑発的な受け答え。こんな人が国政に出て来ると思うと恐怖しかない」「不機嫌と言葉の圧で有無を言わせない過去のパワハラ上司を思い起こさせ辛くなった」などの書き込みが相次いだ。

「女子供」「一夫多妻制」発言も大炎上

特に、石丸氏がフジテレビに出演中、「女子供」という表現を使ったことが問題視された。やり取りの中で「女、子供に容赦をするっていうのは優しさじゃないと思っている」と説明したためで、石丸氏は「前後を聞いてもらえば……」と釈明したが、「女性らを下に見ている」としてネット上でも大炎上となった。

こうした一連の石丸発言を巡る大騒ぎの終着点となったのが都知事選から1週間後の14日午後に放送された読売テレビ「そこまで言って委員会NP」での質疑応答。パネリストが、衆院議員や兵庫県明石市長を務めた弁護士の泉房穂氏、作家の竹田恒泰氏、元参院議員でタレントの田島陽子氏、元都知事の舛添要一氏らという「強力メンバー」で、石丸氏は「コーナーゲスト」として“緊急参戦”した。

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