1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

東京海上でも出向者が契約情報を「漏洩」の疑い 損保ジャパンに続き、「業界問題」の様相強まる

東洋経済オンライン / 2024年7月22日 21時0分

東京海上日動火災保険でも代理店出向者による契約情報の漏洩疑義が発覚(編集部撮影)

東京海上日動火災保険から十六銀行の親密保険代理店に出向している社員が、他社の契約情報を出向元の東京海上に漏洩していた疑いがあることが新たにわかった。

【写真】損保ジャパンからの出向者が横浜銀行の親密代理店で情報漏洩

損保ジャパンでも出向者の情報漏洩が複数判明

代理店出向者による情報漏洩をめぐっては、損害保険ジャパンの複数の出向者が、旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)系の親密代理店や横浜銀行系の親密代理店から、契約情報を持ち出して出向元の損保ジャパンと共有していたことがすでに判明している。

損保業界最大手の東京海上でも同様の疑いが浮上したことで、情報漏洩事案が一気に業界問題の様相を呈してきた。

十六銀行の親密代理店における事例では、損保ジャパンからの出向者も、同じように他社の契約情報を損保ジャパンに漏洩していた疑いがある。損保ジャパンと東京海上の2社が、互いに相手の契約情報を出向元に漏洩していたようだ。

両社とも、情報漏洩の目的が、自社への契約乗り換えなのか、あるいは単に代理店における自社の契約シェアの確認なのか、目下調査しているとみられる。

神奈川の自動車ディーラーでも情報漏洩の疑い

さらに損保ジャパンでは、神奈川県の大手自動車ディーラーであるウエインズトヨタ神奈川においても、出向者を通じて契約情報を漏洩した疑いが出ている。

銀行系代理店だけでなく、ディーラーでも情報漏洩の疑いが浮上したことで、ほかの大手損保にも同様の事例がないのか、業界を挙げた徹底した調査が求められそうだ。

中村 正毅:東洋経済 記者

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください