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夏しか渡れない「北陸のハワイ」凄い日本観光3選 「白い怪物」や「うさぎの島」も外国人に人気

東洋経済オンライン / 2024年7月26日 15時0分

また、蔵王ロープウェーには樹氷幻想回廊ツアーというナイトクルーザーのツアーもあります。このツアーでは暖房付きの雪上車に乗り、ライトアップされたスノーモンスターたちや、木々に小さな氷の結晶が無数についた「霧氷」の様子を間近で見ることもできます。

このほかにも、周囲を360度スノーモンスターに囲まれた展望台や、スノーモンスターの斜面を眺めながら日本料理を楽しめるレストランなど、蔵王はその観光資源を大いに活用して、魅力的な観光地となっているのです。

「北陸のハワイ」と称される無人島

次は、「北陸のハワイ」と呼ばれる無人島です。福井県の敦賀湾に浮かぶ小さな無人島・水島は、「北陸のハワイ」とも呼ばれており、青く透き通った海と、果てしなく続く白砂のビーチは、多くの観光客を魅了しています。

この島には7〜8月の間だけ観光船で渡ることができます。景観保全が重要視されており、島にあるのは簡易トイレのみで、お店もありません。福井県在住の人ですら、行ったことのある人は少ないのではないでしょうか。

水島にはこの2カ月間しか上陸できないということで、「奇跡の島」として外国人観光客の間で注目されるようになりました。観光船でしか上陸できないため「日本の交通の便のよさとはかけ離れた隠れスポットだ」という評価もあります。

また、魅力的な青い海と白い砂のコントラストがSNSを通じて話題にもなりました。日本の景観といえば森や山といった木々の自然にフォーカスされがちですが、ビーチの美しさというのが新鮮な驚きを与えたのも、人気を集めた理由でしょう。

一方で、水島は無人島であり、観光地として開発されているわけでもありません。外国人観光客の受け入れに向けた取り組みも行われていないのが現状です。ですが、それゆえに「観光地ではなくありのままの自然が見たい」と日本マニアの観光客が好む場所となっているという側面もあります。

福井県敦賀市には2024年3月に北陸新幹線が開通したので、今年の夏からはさらに多くの観光客が水島を訪れることでしょう。外国人観光客の増加にともない、水島も観光地としての対応をしていくのか、はたまた現在同様ありのままの自然に任せるのか、今後の水島のあり方にも注目が集まります。

地図から消された「うさぎの島」

3つ目は「うさぎの島」です。瀬戸内海に浮かぶ多くの離島のうちの1つに「大久野島」があります。周囲4.3キロメートルの小さな島ですが、野生のうさぎがたくさん島に住み着いているので「うさぎ島」とも呼ばれ、観光客の方々からとても人気の高い島となっています。

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