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トヨタ改良版「シエンタ」グレード選びの最適解 一部改良で何が変わった?買うべきモデルは?

東洋経済オンライン / 2024年7月28日 8時0分

必要最低限の装備はエントリーグレードの「X」でも備わってはいるが、パワースライドドアが助手席側のみ(オプション設定もなし)となり、ディスプレイオーディオは標準で備わらず、オプションでも10.5インチの大型のものは選べない。そのほか、シートヒーターやステアリングヒーターが備わる「コンフォートパッケージ」も選べないなど、制限が多くなる。

一方、最上級グレードの「Z」では専用の加飾や灯火類が備わるほか、8万9100円相当の10.5インチディスプレイオーディオ、3万3000円相当の両側パワースライドドアが標準となり、オプティトロンメーターや後席用サンシェードといった「Z」専用装備も多く、ハイブリッドモデルではレーダークルーズコントロールが停止保持機能付になるなど、その差は小さくない。

トヨタの最上級グレードは中古車市場でも需要が高く、手放すときには購入時の差額程度は回収できることも少なくないので、できれば装備が充実した「Z」を狙いたいところだ。

メーカーオプションはなにを選ぶ?

車両注文時のみ選択できるメーカーオプションは慎重に選びたいところだが、オススメしたいのは「コンフォートパッケージ」だ。「Z」グレードで7万9200円となるが、すべてのガラスがUVとIRカットガラスとなり、フロントシートにシートヒーターが付き、ステアリングヒーターも備わるということで、夏も冬も効果が実感できる装備と言える。

またドライブレコーダーも「X」以外は前方は標準になるが、3万1900円で後方もプラスとなるうえに、ETCユニットが2.0になるためコストパフォーマンスが高い。

最上級グレードのZハイブリッドが魅力的

ハイブリッドモデルを選ぶのであれば、非常時給電システムの付いたアクセサリーコンセント(4万5100円)も選んでおきたいところ。これがあれば有事の際に5.5日ぶん(ガソリン満タン時)の電力を車両から供給することができるし、もちろんレジャーのときに1500Wまでの電化製品を使えるのも魅力的だ。

それ以外では車内の空気を効果的に循環させることができる「天井サーキュレーター」(2万7500円)や、2万900円と比較的低価格でありながら、リアヒーターダクトやPTCヒーター、ウインドシールドデアイサー、ヒーター付ドアミラー&ミリ波レーダー、強化ワイパーモーターなどが備わる「寒冷地仕様」も冬場に氷点下近くまで冷え込む地域のユーザーにはオススメしたいメーカーオプションとなっている。

ということで、もし新型シエンタを購入するのであれば、最上級グレードの「Z」のハイブリッドモデルが最終的なリセールバリューも含め、一番コストパフォーマンスの優れたグレードと言えそうだ。

小鮒 康一:フリー(ライ)ター

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