夫婦共に「都心勤めで被災」事前にできる備えとは 被災時に「何が何でも保育園へ」は危険な理由
東洋経済オンライン / 2024年8月13日 17時0分
地震、台風、豪雨、大雪など全国で起きている災害のニュースを見て、「子どもの命を守るにはどうしたらいいか」と悩む親は多いのではないでしょうか。
『全災害対応!最新子連れ防災BOOK』では、自分と子どもの命の守り方から安全な避難生活まで最新防災情報を網羅しています。
同書から一部抜粋し、3回にわたってお届けします。
充電器は普段から持ち歩く
「X(旧Twitter)のおかげで、孤立していることを伝えることができた(大雪・35歳男性・息子4歳)」
「ラジオを携帯していなかったが、スマホでラジオが聞けたことで津波から逃げることができた(東日本大震災・22歳女性・娘1歳)」
災害時、スマホは命を守るツールになります。また、熊本地震の際、震源地に近い益城町の空港保育園では、LINEを使った安否確認を行い、不足している物資をSNSで拡散。物資を園に送ってもらい、ママやパパに必要なものを配布する拠点として園を活用しました。友人らとつながっている場合は、SOSを伝えることが可能です。災害後の生活を立て直す際も、スマホが役に立ちます。
東日本大震災のあと、災害に役立つアプリもたくさん登場し、選ぶのに迷うほど。家族にとって必要なアプリをダウンロードし、実際に使ってみましょう。
その一方で、注意したいのが、災害デマです。むやみに情報を拡散させず、大手メディアや自治体など、安心できる情報かどうか確認しましょう。また、災害時には停電することも多く、行政が用意する充電拠点には長蛇の列ができます。スマホを使うために必要な充電器は非常時だけでなく、通常から携帯するようにしておきたいところです。
災害情報アプリ
「東京都防災」「Yahoo!防災速報」などの防災アプリや、「NHKニュース・防災」などのアプリを入れておくと、災害時の情報を得やすく、災害時の備えについて役立ちます。また、応急手当てに関するアプリも便利です。
ラジオアプリ
ラジオを持ち歩けない場合でも、「NHKラジオ らじるらじる」や「radiko」など、スマホでラジオが聴けるアプリをダウンロードしておくと便利です。月額制の有料のもの、無料のものなどがありますので、事前に調べておきましょう。
避難所がわかるアプリ
現在地や自宅、郵便番号、GPSからも近い場所にある避難所を検索できるアプリです。圏外やオフラインでも避難所を調べることができるので、あらかじめ入れておきましょう。実際に使って避難所の場所を確認してみましょう。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
家族の携帯番号なんて覚えてない…こんなときに影響が!? 「使い方がわからなかった」災害用伝言ダイヤル171の利用方法、問題点は?
まいどなニュース / 2025年1月15日 7時5分
-
「いつ大地震が…」「すぐには大丈夫」一体どっち? 突然の「南海トラフ臨時情報」 30年前の大震災取材で考えたこと
RKB毎日放送 / 2025年1月14日 17時3分
-
2025年こそは災害に備える! ポタ電でいざというときのために電源を確保するワザ!
ASCII.jp / 2025年1月2日 13時15分
-
【能登半島地震から1年】正月こそ、家族・親戚と確認すべき3つの“防災対策”
オトナンサー / 2025年1月1日 6時10分
-
能登半島地震から1年...専門家がアドバイスする「災害時のスマホ活用法」 4つの事前準備も忘れずに
J-CASTニュース / 2024年12月25日 18時6分
ランキング
-
1天正遣欧使節・千々石ミゲルの墓、長崎県諫早市の文化財に…ミカン畑での墓石発見から20年
読売新聞 / 2025年1月15日 17時0分
-
2高齢者は「体重」が重要…標準を下回ると死亡リスクが急上昇
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月15日 9時26分
-
3芸能人なぜ呼び捨て?「日本語呼び方ルール」の謎 日鉄会長の「バイデン呼び」は実際に失礼なのか
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 9時20分
-
4スニーカーのインソールを変えるだけで「靴の機能は劇的にアップ」する。“初心者が買うべき”一足とは
日刊SPA! / 2025年1月15日 15時51分
-
5「室内寒暖差がつらい…」その要因と対策が明らかに! - 三菱電機が紹介
マイナビニュース / 2025年1月14日 16時10分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください