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【お盆帰省で直面】「お墓の管理」今後どうする? 継ぐ人なし「独身・子供いない人」の賢い選択は?

東洋経済オンライン / 2024年8月14日 9時0分

主に民間霊園が提供しており、その内容は霊園によって異なります。

永代供養付きで、一人のみで入る「個人墓」、夫婦のみで入る「夫婦墓」などの区画を設ける民間霊園も増えています。お墓のデザインも、コンパクトなもの、プレート型のものなど、さまざまなタイプが登場しています。

また、墓石ではなく、樹木や花をシンボルとする樹木葬もあります。

ただし、永代といっても、管理してくれる期間は10年、20年、33年などと定められていることが多く、その場合は一定期間が経過すると、施設内の合葬墓などに合葬されます。

管理がラクな「納骨堂」も人気

都市部では永代管理付きの 「納骨堂」 が人気です。

屋内に設けた納骨スペースがある納骨堂は、比較的立地がよくお参りがしやすいものが多く、またお天気に左右されないというメリットもあります。永代管理がセットになっているタイプが増えてきているようです。

「合葬墓」(共同墓、合祀墓、合同墓などとも呼ばれます)という選択肢もあります。

合葬墓は共有の納骨スペースに不特定多数の方の遺骨と一緒に納骨されるお墓です。

こちらも永代管理がセットになっていて、個別のスペースがあるお墓や納骨堂よりも、費用を抑えることができます。

近年では信仰をともにする人たちや、同じ理念をもつ協同組合の構成員のための共同墓、さらには老人ホームで設ける共同墓も出てきました。お墓の継承者がいない人向けに、自治体が共同墓を設置する例も増えています。

今後も「お墓の多様化」は進む、ただし「準備」は必要

お墓の多様化は、今後も進んでいくでしょう。

継いでくれる人がいない、子どもに面倒をかけたくないという悩みは、永代管理付きのお墓を選ぶことで解消できます。

ただし、「準備」は必要です。

費用やロケーション、提供されるサービスや施設、園内の雰囲気などを吟味して、希望に近いものを検討するといいでしょう。

納骨後の管理は施設側に任せることになるため、安心して管理をお願いできる体制が整っているかについても、事前に確認しましょう。

元気なうちから、自分たちに合ったお墓探しをはじめることがポイントです。

松尾 拓也:行政書士、ファイナンシャル・プランナー、相続と供養に精通する終活の専門家

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