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サムスンが五輪パートナーを30年以上続ける価値 最新の機能やデザインを採用したスマホを投入

東洋経済オンライン / 2024年8月15日 13時0分

オリンピック選手や市販されたオリンピックモデルのスマートフォンを購入した一般ユーザーだけではなく、より多くの人にサムスンの最新製品や技術をアピールしたり、オリンピックの楽しさを伝えるためのポップアップスペースもオリンピックごとに開催都市で開かれている。2024年のパリでは凱旋門近くのスペースをはじめとして、複数のポップアップが市内に展開されている。

パリのポップアップスペースでは携帯電話・スマートフォンの歴代オリンピックモデルの紹介や、最新スマートフォンを展示。スマートフォンではGalaxy AIを使った翻訳機能や、オリンピックに関連したゲームを体験できる。パリ市内にはサムスンの店舗もあるが、ポップアップスペースはオリンピックに特化した展示となっており、観光がてら立ち寄ることもできる。

無料で作成してもらえる名前入りのストラップやオリンピック限定の特製ピンバッジの配布など、サムスンのスマートフォンに興味のない人でも楽しめる展示内容は集客効果も高く、結果として自社製品を広く知ってもらえる場としての役割も果たしている。なお選手に配布されたGalaxy Z Flip6 Olympic Editionもここで体験できる。

オリンピックパートナーを続ける理由

大手企業がオリンピックという世界最大級のスポーツイベントの公式パートナーになる理由は、第一に自社製品の拡販のための宣伝目的があるだろう。オリンピック期間中は国をあげてのお祭り騒ぎとなるため、普段はスポーツを見ない人でも気が付けば各競技の話の輪に加わることも多くなる。知らず知らずのうちに公式パートナー企業の名前や製品をネットやTV、街中のデジタルサイネージで何度も目にするはずだ。

特にこれからの購入主力層となる若年層、今でいえばZ世代に向けてブランドをアピールするためにオリンピックは最高の場と言える。サムスンのビクトリーセルフィーはZ世代が好むSNSを使った交流に合わせたパフォーマンスであり、しかも折りたためばコンパクトになる最新の折りたたみスマートフォンを選手が使うことでより大きな注目を集めることができる。

パリオリンピックではIOCと共同で新たなデジタルコミュニティ「Together for Tomorrow, Enabling People」を立ち上げた。これは世界中の若者をオリンピック・ムーブメントに参加させ、テクノロジーとスポーツの変革力を活用して世界に有意義な変化をもたらすことを目的としたものだという。

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