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中国の不動産市場「負の三重スパイラル」の呪縛 「かつての不況とは異質」とエコノミストが直言

東洋経済オンライン / 2024年8月21日 19時0分

「今回の不況が始まる前は、不動産市場は中国のGDP(国内総生産)の約4分の1を生み出し、ピーク時には(土地の払い下げ収入が)地方政府の財政収入の4割近くをもたらしていた。当時、中国国民の総資産に占める不動産の比率は7割に近づいていた」

陸氏はそう述べ、不動産市場の負の三重スパイラルが中国経済全体に与える打撃の深刻さを指摘する。

では、不動産市況の悪化に歯止めをかけ、中国経済を牽引する力を回復させるためにはどうすればいいのか。

陸氏によれば、最優先の課題は新築住宅市場のテコ入れだ。中国の新築住宅は(販売段階では未完成の)予約販売がほとんどであり、「保交房」が徹底されなければ市場の信用が醸成されず、消費者の購買意欲は回復しないという。

「現時点では『保交房』の徹底が何より肝心だ。中央政府が財政支援を通じて、それをサポートすることが望まれる」。陸氏はそう強調した。

(財新記者:陳博)
※原文の配信は7月29日

財新 Biz&Tech

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