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iPhoneとMac「魔法のような連携」のさらなる進化 新機能『iPhoneミラーリング』で可能になること

東洋経済オンライン / 2024年8月22日 12時0分

この機能を利用するには、iPhoneがiOS 18以降、MacがmacOS Sequoia以降のOSに対応しており、かつそれぞれが同じiCloudアカウントを利用し、同じWi-Fiネットワークに参加している必要がある。

状況を満たした環境下にあると、iPhoneをMacのディスプレイ上に再現できる。

マウス、またはトラックパッド操作でアプリをクリックして開いたり、文字を入力したりできる。

例えばMacから手を離さず、iPhone上のLINEを開いたり、Duolingoの今日の課題にチャレンジしたり、いつも電車で読んでいるニュースアプリを開いたり、乗換案内アプリで目的地への到着時間を検索できるのだ。

MacのSafariで行える作業も多いが、iPhoneのメリットは専用アプリが数多くあること。SNSアプリや、ニュースアプリ、ゲームなどiPhoneのほうが使いやすいことは多い。そうしたアプリをMac上で扱えるのはとても有意義だ。

拡大表示も可能

ディスプレイとの距離感の問題で見にくい場合は、1.5倍に拡大して表示できる。

ホーム画面の表示とアプリの切り替えについては、画面枠上部にカーソルを持っていくとボタンが表示され、これをクリックして操作する仕組みだ。

ただ、ベータ版の時点では相互のドラッグ・アンド・ドロップが使えなかったり、Bluetooth接続のキーボードからiPhone側に文字が入力できないなど未完全な部分もあり、正式版が出たら改めて評価したい。

ほかにもあるデバイス連係機能

iPhoneだけ使っている方はご存じないかもしれないが、iPhone、iPad、Mac、Apple Watchなどのアップルデバイス間では、『連係(英語ではcontinuity)』という魔法のような機能が存在する。

それらの多くは、同じネットワーク上に存在する、同じiCloudアカウントの端末同士の間でのみ動作する。

例えば、それぞれのデバイス上でコピー・アンド・ペーストを行うことは、だいぶ前から実現している。

iPhoneで文字列をコピーし、Macのドキュメントに貼り付ける機能は、筆者も多用している。URLや、写真などのグラフィックでもコピー・アンド・ペーストできるのは本当に便利だ。

また、ビデオ会議の際、iPhoneのカメラをウェブカメラとして選択できる。高画質なiPhoneのアウトカメラを使えるだけでなく、iPhoneを動かして、風景や手元を映し出し、共有できるのだ。

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