1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

ファーウェイ「新型高級EV」ベンツ・BMWに挑戦状 北京汽車と組み、最新の運転支援システム搭載

東洋経済オンライン / 2024年8月27日 19時0分

「ファーウェイには複数のパートナーがいるが、わが社と彼らのパートナーシップは緊密だ。自動車メーカーの本分は、自社独自のイノベーションと社外とのオープンな協業を通じて、消費者によりよいプロダクトを提供することにある。独自開発の殻に閉じこもる必要はない」

張氏の発言の背景には、自社のクルマに搭載する自動運転システムを独自に開発すべきか、それとも(ファーウェイなどの)社外のプロバイダーに任せるべきかという、中国の自動車業界内で続く論争がある。

鴻蒙智行の評価はこれから

例えば、国有自動車最大手の上海汽車集団の董事長を務める陳虹氏は、自動運転システムの独自開発にこだわる立場を取る。陳氏はかつて公の場で次のように発言した。

「自動運転はクルマの魂と言える技術だ。自らの手中にしっかり握らなければ、自動車メーカーは“ドンガラ”を作るだけの存在になってしまう」

一方、鴻蒙智行に参加した自動車メーカーは、自動運転システムの開発を事実上ファーウェイに委ねた。その決断が正しかったのかどうか、評価するのはまだ時期尚早だろう。

鴻蒙智行は2024年上半期(1~6月)に合計19万4000台を販売した。その大部分は、ファーウェイと民営中堅メーカーの賽力斯集団(セレス)が共同で立ち上げた「問界(AITO)」ブランドが占めている。

ファーウェイは2023年11月、国有中堅メーカーの奇瑞汽車と共同開発した高級EV「智界(ラグシード) S7」を鴻蒙智行の第2弾のブランドとして投入したが、目下の販売実績は月間3000台前後にとどまっている。

(財新記者:劉沛林)
※原文の配置は8月6日

財新 Biz&Tech

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください