1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

就職や昇進だけじゃない「資格」の思わぬ副産物 "資格芸人"が振り返る、FP取得後の劇的な変化

東洋経済オンライン / 2024年8月29日 18時0分

「FP」の資格を得たことで、思いがけない副産物まで手にしたという(写真:mits/PIXTA)

資格は自分を"想像しなかったすごい世界"に連れて行ってくれる。そう語るのは、お笑い芸人「女と男」の市川義一さん。「カッパ捕獲許可証」に「ラグビーC級レフリー」「日曜大工士」など、実に47にもおよぶ資格を持つ市川さんですが、最初に取得した「FP」の資格には、思わぬ副産物があったといいます。

※本稿は市川さんの著書『「地味な資格」だけで人生は豊かになる: 資格で人生を激変させた「資格芸人」が教える処世術』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

資格マスターへの第一歩となった「FP」の取得

僕は学生時代からコンビを結成して、芸人を目指していました。

でも当時の相方が芸人を辞めることになって、コンビを解散しました。相方が警察官になったことを機に、僕も金融関係の会社に就職します。

1年間サラリーマンをしていましたが、芸人になる夢を捨てきれなくて仕事を辞め、また芸人になる道に戻ってきました。新しいコンビ「男と女(※現在は「女と男」に改名)」を結成して活動を開始するも、なかなか売れない……。

だけど3年くらい経った頃、関西で相方だけがピンの仕事で売れ始めました。

相方のワダちゃんは週に5、6日は仕事が入っているのに、僕は週に1日だけとか、そんな日が続きました。そこで空いた時間をアルバイトで埋めるのもいいけど、それより資格を取ろうと考えました。

きっかけは、たまたまラジオ番組でとあるファイナンシャル・プランナーの方と一緒になったことです。その方は元芸人。芸人を辞めてから営業の世界に飛び込んでトップセールスになるなどし、活躍している方でした。

「市川くん、大学で経済学部出たんなら、お金の芸人やったら面白いんちゃう?」。その人にこう言われて「なるほど! その手があったか」と思いました。「ほんなら僕も、資格取ります!」となったわけです。

もともと、お金には興味がありました。ファイナンシャル・プランナーの資格(僕が取得したのは、FP技能検定)は、生活をするうえで必要になってくるお金全般の知識を広く学べる資格です。

具体的には、「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の6つのカテゴリーに分かれていて、それぞれの分野を体系的に学びます。どれも「知らないと損をする」知識ばかりです。

この資格を取れば、ファイナンシャル・プランナー(以下、「FP」とも記載)になって人にアドバイスできるようになることはもちろんですが、何より自分自身がお金に強くなれます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください