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50代で「ニッチな部分で稼ぐコンサル」になる方法 経験を積み重ねてきたからこそできる仕事

東洋経済オンライン / 2024年9月3日 17時30分

今は、誰でも、どこに住んでいても、どんな状況でも、ニッチで稼ぐコンサルタントになるチャンスがあります(写真:mits/PIXTA)

一生この仕事を続けていけるだろうか。定年後はどう過ごしたらいいのか。特技も資格もなく、新しい仕事を始められるだろうか。そんな悩みを抱える人に、新たな活躍の場を与えてきた林田佳代さんの著書『ニッチで稼ぐコンサルの教科書 40代から始める一生モノの仕事』から、自分の強みを生かせるコンサルタントの仕事について一部引用・再編集してご紹介します。

コンサルは理想の仕事だった

年齢を重ねて、企業での経験を積み重ねてきたからこそできる仕事。それがコンサルタントの仕事です。

ここで言うコンサルタントとは、朝から夜まで休みなく働き続けるモーレツなコンサルタントではありません。仕事も、家庭も、趣味も、楽しみながら人生を謳歌できる、ニッチな部分で稼ぐコンサルタントになる方法です。

ニッチな部分とは、小さな市場や活動の領域のことです。自分の強みとも言いかえられます。今は、誰でも、どこに住んでいても、どんな状況でも、ニッチで稼ぐコンサルタントになるチャンスがあります。

仕事をしながら、プライベートの時間も充分に持てる。こんな働き方があることをご存じでしたか? ワークライフバランスがとれていると感じる人は、ストレスレベルが低く、生活の満足度や幸福度が高いという報告があります。

特に、今まで会社に勤めていて自分の時間が充分にとれなかった人にとって、仕事も旅行も家族との時間も大切にできるコンサルタントの仕事は、理想の働き方ではないでしょうか。

お金儲けだけではなく、社会の役に立ちたい。仕事を通して誰かの役に立ちたいと思っている人は多くいます。私の周りでは、そのような思いを持ったコンサルタントが、ワークライフバランスを重視して、幸せにお仕事をされています。みなさん、自分の強みを充分に活かして、仕事とプライベートのバランスがとれた、豊かな人生を歩んでいます。

私の経営する会社には研修講師、コンサルタント合わせて約600名がいます。どんな人が活躍しているかご紹介しましょう。

今いる環境から一歩出てみる勇気を持つ

銀行で支店長の経験がある50代後半のIさんは、今まで多くの経営者の課題に向き合ってきました。当然、会社の決算書も見ることができます。過去の経験から、相談に来た会社が融資を必要としているのか、その前に経営の立て直しが必要なのか、会社の決算書を見るだけでわかってしまいます。

Iさんは「数字を見ると会社の状態がすぐにわかります」と言います。長年の銀行での経験がそのスキルを育んだのは間違いありません。しかし、当の本人は「そんなことはできて当たり前、周りの人も普通にできていたから」と言います。しかし業界が変われば、銀行マンが周りにたくさんいて、数字を見ることができるのが当たり前という状況も変わります。

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