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経験ゼロでも「経歴の棚卸し」でコンサルになれる 会社員時代の経験を活かしている事例を紹介

東洋経済オンライン / 2024年9月5日 16時0分

大阪のある町工場の例ですが、おむつの製造機械の世界シェア3位というニッチな部分を市場にし続けている会社があります。この会社は、世界シェアナンバーワンを目指して、頑張っています。

この会社の人たちは、全世界へ機械の修理に出張するため、英語力も交渉力もグローバルスタンダードです。まさに、どこにいても、どのような状況でもニッチな強みがあると、世界で活躍できるといういい事例だと思います。

大規模な市場ではなく、特定の製品に特化した小規模な市場で勝負をするのが、ニッチ市場で仕事をするということなのです。

このようなニッチ市場は、大きな市場に比べて競争が少なく、その分野に特化することで安定した収益を確保できる場合があります。また、専門知識や技術が求められるため、その分野での専門家としての価値も高まります。

簡単に言うと、ニッチとは提供するサービスや商品が市場の小さな部分をおさえ、そこで強みを発揮している状態のことを指します。この考え方は、他の多くの業界にも当てはまる便利な考え方です。

このような考え方を参考にして、自分自身の強みとニッチな部分を発見しましょう。

キャリアの棚卸しをしよう

私の会社には、さまざまな年齢、性別の人がコンサルタントとして登録をしています。専門分野を持っていれば年齢は関係ありません。今までの社会人経験のなかで、他の人にはない、ご自身の専門分野は何でしょうか。探せばきっといくつか出てくるはずです。

たとえば、現代は情報セキュリティに関する知識が進化し続けており、最新の情報セキュリティを知っているコンサルタントは年齢に関係なく、企業からのニーズが高いです。企業のなかで情報セキュリティ担当者だった人はそれがご自身のスキルとなるのです。

他にも、ホテル業界の人材育成をずっと担っていたので接客業の会社のホスピタリティを上げることが得意であるなど、それぞれの専門分野を持っている人は活躍の道がひらけています。

業界が変われば専門分野も変わります。自分のいた業界ではない仕事をしてきた人たちと話をすることが気づきのきっかけになります。

また、ご自身が趣味で学んでいた知識がコンサルタントとして活きてくる事例もあります。このあと、活躍しているAさんの事例を紹介しますので、コンサルタントの仕事をイメージしていただけたらと思います。

まずは、ご自身のコンサルタントの要素チェックをしていただき、その後どのようなタイプのコンサルタントが合っているかを見ていただきたいと思います。

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