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遅寝でも「二度寝しない」目覚まし時間設定のコツ 寝る時間から睡眠時間を決めればスッキリ起床

東洋経済オンライン / 2024年9月6日 20時0分

ただ、一定の睡眠時間も大切ですが、起きる時間が一定であることのほうが、生活のリズムを作る上においてさらに大事です。

そのためにも、できるだけ寝る時間を同じ時間に保つようにしましょう。たまたまパターンが狂う日があっても、誤差は1時間以内に抑えることが大切です。

いつも12時に寝て、6時に起きる6時間睡眠を取っている人が、たまたま深夜2時に寝ることになってしまった日があれば、目覚ましは、90分の倍数の4時間30分の睡眠が取れる6時30分にセットするのがよいと思います。

習慣が付いてきたら、寝際にスマホに時間を取られることなく、この90分の倍数のセットを守りながら、生活のリズムを作っていくことができるようになります。

休日の日は、ついつい普段より遅くまで寝ていたい気持ちになります。しかし、つい二度寝をしてしまえば、よい睡眠の習慣にはなりません。

いつもと同じ時間に起きるようにすれば、人生全体が引き締まる、というくらいの気持ちでもって習慣付けしていくと、その後のポジティブな連鎖や波及効果も起こりやすくなります。

さらには、目が覚めたら、すぐにカーテンを開けて、太陽の光をしっかり浴びることもぜひ習慣にしてください。太陽の光を浴びながら散歩などをすれば最高です。

南ヨーロッパでは昔から、シエスタという仮眠の習慣があります。これはなにもラテン系の人たちが、自由気ままな気質だからやっている習慣ではなく、ちゃんとした理に適ったものです。

3時間しか寝ていなかったといわれているナポレオンやサッチャーも、移動の時間などを利用して、15分ほどの仮眠を繰り返していたそうです。

シエスタとは、日本人のイメージする昼寝とは違い、極めて本格的なものです。カーテンを閉めて、部屋を暗くし、ベッドの上で寝ます。私たちはそこまでやらなくてもいいと思いますが、気軽に仮眠を取る習慣を身に付けていくことはできるでしょう。

お昼ご飯を食べた後、眠気を感じる人はたくさんいると思います。これは、食事後、血液が胃袋に総動員されたりするという理由もありますが、サーカセミディアンリズムという、半日の周期でやってくる人間にとってごく自然な眠気のリズムが要因です。

それにより、午後からの仕事の効率がグッと落ちる実感を持っている方は多いと思います。

そんななか、15分〜20分ほどの仮眠を取ることで、午後の仕事の効率が60%以上も上がることがわかっています。午後の仕事の効率が上がることによって、仕事のクオリティも上がり、残業時間も減り、退社後のプライベートの充実も図ることができます。

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