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44歳初婚で「4人の父」になった男性が語る本音 歌舞伎役者のような色白ハンサムが選んだ人生

東洋経済オンライン / 2024年9月8日 14時0分

「僕の検索条件は東京在住の年下で、子どもが欲しい人、ぐらいです。奥さんとは会ったときから『結婚するならこの人かもなー』と感じました。僕はおとなしい女性が好きなのですが、奥さんはちょっと違って、愛嬌があって明るいタイプ。初対面でも話していてずっと笑っていました」

東北出身の雅美さんは高校卒業後に上京。すぐに結婚して子どもにも恵まれたが、夫のDVに耐える日々が続いた。

「ストレスで髪の毛が抜けたりしていたそうです。3人目の子が生まれた後、たまらずに逃げ出したと聞いています」

我がことのように顔をゆがめる敏和さん。高校を卒業するまでハードな体育会の世界にいたにもかかわらず、人を殴ったことは幼い頃の一度しかないと語る。平和主義の男性である。

子どもとの関係性

最初は子どもがいることを伏せていたという雅美さん。敏和さんの前では心を開き、明るく振る舞うだけでなく真剣な表情も見せるようになった。自然な流れで1年後には結婚。現在に至る。

「実は、奥さんは1回流産をしているんです。そのときは『あなたに赤ちゃんを見せてあげたかった』とずっと泣いていました」

それだけに1歳半になる息子のことは夫婦で思い切り可愛がっている。「今まで生きてきた中で一番幸せ」とスマートフォンの動画を見せてくれる敏和さん。

「頼まれてもいないのに子どもの動画を見せるようになるなんて、自分でもビックリしています(笑)。せめてこの子が20歳になるまでは生きていたいと強く思いますね。成長をずっと見ていたいんです」

気になるのは3人の連れ子との関係性だが、子ども好きの敏和さんは難なくクリアしている。

「20歳の長女は専門学校を出てからフリーターをしていますが、最近は僕の仕事を手伝ってくれています。何でも気兼ねなく話してくれるので信頼関係は築けているはずです。19歳の長男は優しくていい子ですよ~。奨学金をもらって大学に通っています。男同士でスーパー銭湯に行ったりする仲です。ちょっと難しい時期なのは14歳の次女。奥さんと付き合い始めた当初は僕とも仲良くしていましたが、今は避けられていますね。『(敏和さんを)嫌いじゃない。思春期だから仕方がない』と自分で言っています(笑)」

敏和さんは建築関連の国家資格を取得し、相方と2人で合同会社を設立。某ホテルチェーンの仕事を請け負う形で安定収入を確保している。なお、かつては保育園の給食室で働いていた雅美さんは、現在は子育てに専念中だ。

寂しがりの彼にとってのベストパートナー

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