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ワークマン「新作ビジネスバッグ」差別化の狙い "ビジネスカジュアル"をデザインや機能性に取り込む

東洋経済オンライン / 2024年9月11日 10時0分

こうした高額品は、例えば上質な革を使っていたり、日本の職人による手縫い作業が行われていたりする。職人の作業現場を取材したこともあるが、根気のいる丁寧な仕事ぶりだった。そうした手間も価格に反映されていく。

もちろん、そこまで仕事用バッグに支出したくない人もいる。これまで行った調査では1万~3万円台の購入が多かった。こだわり方は人それぞれだ。

本格採用していない革製も視野

ちなみにワークマンの従業員はどんな服装とバッグで通勤しているのか。

「自社PB(プライベートブランド)着用ならどんな服でもよく、特別な日以外の夏は大半がTシャツ姿で出勤します。PCの持ち運びができるリュック姿の通勤が多いように感じます」(大後氏)

商品のこだわりは紹介したとおりだが、選択肢を増やすのも目的だろう。低価格のバッグが欲しいが耐久性が心配、という人は検討できそうだ。

ワークマンとして、仕事用バッグの今後の展開をどう考えているのか。

「丈夫で低価格という基本を守りながら、アイテム数を増やしたいと思います。開発者としては、まだバッグでは本格採用していない革製も視野に入れて開発していきたい。

また、『ワークマン女子店』では今年の秋冬商戦から男性用“大人カジュアル”の新製品を大量に投入しており、それに合ったバッグの開発も考えています」(同)

ランドセルよりも選択の余地があり、価格帯もさまざまな仕事用バッグ。その分、激戦市場だが、ワークマンの商品が消費者にどう評価されるだろうか。

高井 尚之:経済ジャーナリスト、経営コンサルタント

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