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「車幅2m未満」豪華キャンピングカーの新機軸 一般駐車場に入るアネックス「リバティ50DB」

東洋経済オンライン / 2024年9月17日 9時30分

もちろん、リバティ50DBも高い居住性を求められるキャブコン・モデル。そのため、高さは2.8m以上あり、全高2.2m以下など高さ制限のある立体駐車場には入庫できない。だが、全長や全幅は、一般的な駐車場の多くに入れるサイズだし、2m未満の全幅により、細い路地などを走行しやすいことも特徴だ。

リバティ50DBの室内

一方の室内。車体左側にあるエントランスから入ると、すぐ右にオプションの電子レンジや85L冷蔵庫もセット可能なキッチンを配置。通路を挟んで反対側には、テーブルと5人がけのソファを備えるダイネット(リビング)も装備する。

また、室内前方の上部には、バンクベッドと呼ばれる就寝スペースがあり、跳ね上げ式のベッドは長さ1730mm×幅1370mm。さらに室内最後尾には、取りはずしも可能な2段ベッド(長さ1820mm×幅690~820mm)があるほか、中央のダイネットもベッド展開が可能だ(長さ1890mm×幅930mm)。これらベッドを備えることで、就寝人数は大人3名+子ども2名を確保する。なお、乗車定員は、ガソリン2WD/ディーゼルターボ2WDが8名、今回展示されたディーゼルターボ4WDの場合で7名だ。

電装オプションと12色のカラーバリエーション

じつは、このモデルは、2024年2月に千葉県・幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2024」で初披露されたのだが、今回のショーでは、内装などをアップデートし、さらに商品力を高めている。

まず、内装では、テレビ台と調理台まわりに照明を追加。また、ダイネットにもカーテンや照明を加えることで、さらに高級感をアップしている。加えて、テーブル横にはドリンクホルダー(4つ)を備え付けて利便性をアップしたほか、サードシートの座り心地も改善。ダイネット後方にあり、トイレなどを備えられるマルチルームには大きなミラーと収納棚、ハンガーパイプ、防水パンも装備。これらすべてが標準設定となっている。

また、今回の変更点で注目なのが、電装系のアップグレードとして、新たに「パワープラス4800(Power Plus 4800)」というオプションのセットを追加したことだ。セット内容には、リン酸鉄リチウムバッテリー400Ah(4800Wh)、インバーター(2000W)、ホームエアコン、85L冷蔵庫、電子レンジが含まれる。

さらに面白いのは、オプションセットのパワープラス4800を選択すると、12タイプのカラーバリエーションから、好みの車体色をチョイスできることだ。選べるボディカラーは、ベースカーの色がホワイトとシルバーの2種類、それらのいずれかと組み合わせるFRP部のカラーが6色で、合計12色から選択できる。なお、パワープラス4800未選択の場合は、ボディとFRP部のどちらもホワイトの仕様になる。

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