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なぜオタクは定時に帰って毎日充実しているのか 時間活用がうまい理由は明確な優先順位にあった

東洋経済オンライン / 2024年9月27日 18時0分

推しのためなら、仕事は定時で終わらせる! オタク的“時間活用術”をご紹介(写真:Ushico/PIXTA)

オタクが大切にする、「推し」。推しのためなら、飲み会も断るし残業もしないし休日出勤もしない! しかし、そのためには定時で終わらせられるだけの時間活用術を身につけなければなりません。その秘訣について、『1日3時間集中で“仕事”も“推し”も両立する 定時に帰れる時間活用術』の内容を一部抜粋・再構成のうえお届けします。

オタク的幸福論とは

どうしても仕事を優先してしまう理由は何でしょうか? 仕事が楽しいから? 上司に叱責されないように? 自分以外にできる人がいないから? 単なる義務感?

では、あなたを幸せにできるのは誰でしょうか。もちろん、他でもないあなたです。自分自身が何をするか、誰を選ぶか、どう行動するかで幸福度は決まります。

これまで20年間会社員生活をしてきましたが、最初の5年間は自分にとっての幸福とは何かを理解せずに過ごしてきました。自分の幸福に気がつくまでは、ただ漠然と仕事をして自宅に帰るだけの日々。

特別就きたい仕事もなく、期限ギリギリの状態で挑んだ就職活動。何とか入社はしたものの、残業時間はかなり多く、入社して2カ月目には残業が月100時間を超える状態でした。

7時に起床し、帰宅は23時。実家から通っていたので、通勤時間に往復3時間かけていました。その反動か、休みの日は毎回12時間以上寝ていたことが多かったです。

仕事には順応できていたようで、幸いにも上司に叱られることは少なかったように思います。ただし自分の世界にのめり込むことが多く、人付き合いを避ける、いわゆるオタクの素質はこの頃から発揮しており、飲み会、付き合いなどはまったくといっていいほど行きませんでした。叱られることはないですが、上司の記憶に残ることも少なく、昇進とは無縁。

接客業のため、業務に特殊性はありませんでした。ところが専門知識が必要な商品を任された際対応できる人が少なく、入社2年目から単独で仕事を行うことが多くなっていきます。他に誰もできないことから義務感を感じ、残業することが多くなりました。

そんな毎日の中で、数少ない楽しみの一つとして、年に数回参加する声優やアイドルのライブイベントがありました。12歳のとき、当時聞いていた声優が出演しているラジオの公開録音イベントに参加したのが始まりです。

それ以外はとくに娯楽らしい楽しみもなかったのですが、21歳のときに職場の先輩に連れられてライブに行ったのがキッカケで、それ以降は1年に数回通うようになりました。

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