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激安EC「Temu」が答えた!"利用者が抱くギモン" 安すぎるし品質は大丈夫なのか?質問への答え

東洋経済オンライン / 2024年9月27日 10時35分

―― 安い一方で、品質は当たり外れが大きいとの声もあります。

非常に幅広い商品を扱っているのがTemuの強みである一方で、膨大な製品の品質をどう担保し、コンプライアンスを遵守していくかはEC業界全体にとって大きな課題になっています。

私たちは良い出品者を支援し問題のある出品者を淘汰する「コンプライアンスプログラム」の構築に会社を挙げて投資しています。販売数、リピート率、レビューのような情報を可視化することで、消費者がよりよい出品者を見つけられるようにしています。

具体的には販売数が多かったり、リピート率が高い「良質な」出品者をユーザーの目に付きやすいよう上位に表示したり、「人気ナンバーワン」「リピート率が高い出品者」というような目立つタグをつけています。商品のレビューはすべて、実際に購入したユーザーによるものです。

―― 日本にも「安かろう悪かろう」という言葉があり、安ければ品質が犠牲になっても仕方がない面がありますが、好きこのんで粗悪品を買う消費者はいません。粗悪品やコピー品を販売する出品者を淘汰するために取り組んでいることはありますか。

プラットフォームによっては広告料を払った出品者をトップに表示する仕組みを導入していますが、Temuは高品質の商品を販売して購入者から高い評価を得た出品者を優遇し、そうでない出品者の商品を消費者の目に届きにくくする「インセンティブ&ペナルティ」の仕組みによって、良質な商品が増える循環をつくろうとしています。

プラットフォームのルールに違反したり販売する国・地域の要件を満たさない出品者には商品リストの掲載停止、違反を繰り返した場合はプラットフォーム利用禁止などのペナルティを科しています。

改善が見られない出品者については、プラットフォーム上で商品が目立たない状態が続き、消費者に発見されにくくなります。

―― 消費者の目に見える品質問題は、レビューやアルゴリズムによって可視化して解決できる部分もあると思います。一方で、消費者から「見えない」品質問題にはどう対応していますか?韓国ではTemuを含めたECプラットフォームで販売されている商品から発がん性物質が検出されたと報道されています。

商品の安全を担保するため、以下のような取り組みを行っています。メーカーがTemuに出品するにあたっては、必要な資料の提出に加え、規制および販売予定市場の現地法を遵守する誓約書への署名を求めています。出品後は商品概要、型番・ロット番号、商標名、定価、画像などの情報の提出を義務付けています。

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